画像が、今日のお題と違いますが。。少し前のクロッキーです。
ガッシュとは「不透明」と言う意味を指すのですが、日本では特に、大人である私たちにとっては水彩といえば透明水彩のことと思われています。そこで透明水彩に対し、不透明水彩のこともガッシュと呼ばれます。
アクリルガッシュとは別のもの。
アクリルとついたら、「乾くと水には溶けない絵の具」のことになります。
と、前置きをして。。
今日は今オンラインでやりとりをしている熱心なYさんとの会話の中より、ひとつ話を持ってきました。本当に絵が好きな人なのでこちらも熱が入ります。昨日の内容はガッシュの特徴についてでしたので書いておきたいと思います。
ガッシュとは「不透明」と言う意味を指すのですが、日本では特に、大人である私たちにとっては水彩といえば透明水彩のことと思われています。そこで透明水彩に対し、不透明水彩のこともガッシュと呼ばれます。
アクリルガッシュとは別のもの。
アクリルとついたら、「乾くと水には溶けない絵の具」のことになります。
と、前置きをして。。
今日は今オンラインでやりとりをしている熱心なYさんとの会話の中より、ひとつ話を持ってきました。本当に絵が好きな人なのでこちらも熱が入ります。昨日の内容はガッシュの特徴についてでしたので書いておきたいと思います。
透明水彩をしていた方が、不透明水彩に挑戦したい時、透明水彩から離れられなくて同じ描き方になってしまう。
これは習慣だし、どう違うのかわからなければ当然です。
結論は。。
透明水彩調になっていいのです。
ただ、ガッシュは明るいところを必ずしも最初からそーーっと残す必要はない。大体でいいのです。何なら、明るいところへ暗いものがはみ出した方がいい。輪郭、つまり色の境目を気にしていたら勢いが死にます。
後ではみ出した部分は簡単に修正できるので、大体で良いので、特に描き始めは、ビビらず大胆に描き始めると楽しいですよ。
ガッシュは明るいところに暗い色が、またはその反対に、暗いところに明るい色がはみ出したところを修正していくことが簡単です。透明水彩は明るい部分に暗い色がついてしまうと大変。
ガッシュは気にしなくて良いわけです。
そうすると、ガッシュは物の輪郭線のあたりが重なり合うことになります。それが特徴です。
重なってハッキリするところ、ぼんやりのまま置いておくところを水と絵具の加減で調整します。
ここは透明水彩より細かい気遣いを逃れてゆったりした大胆で勢いのある筆使いができるから肩が凝りません。たまに勢いあるタッチで、ぴたりと決まったらするととてもうれしいですよね。
計画していても間違う初心者には透明水彩は難しいですが、修正が簡単な不透明水彩なら、最初からおっかなびっくりで行かなくて良いので楽しいのです。やさしい画材だと思うところはここです。
楽しんで描いていくうちに、思い切った線(筆使い)もだんだんと正確になってきます。
そうすると、透明水彩にも良い影響があります。
ここが不透明水彩の魅力で、透明水彩でなかなか上達しないと悩んでいる方々が、併用して使うことをお勧めする最大の理由です。
そんな話をオンラインでしていたので、ちょっとブログにも持ってきてみました。
美術誌、「一枚の繪」に不透明水彩のことを、3ヶ月ランライしていただいたことがあります。
たしか。。2018年の7.8.9月号でした。
バックナンバーは今見てみると、563.564.565号。
7月号は人物、8月号は静物(花)、9月号は風景とまとめをしました。
準備したいもの、絵の具の使い方、混色の仕方などを紹介しています。
紙面には色の混ぜ方で何色の絵の具を使うか、思い返しながら紹介しています。
ですが、私は絵によって、その時の気持ちによって同じような色も混ぜる色数や、種類を変えたっていいと思っています。
絵の具は他の組み合わせでも微妙に違うけど同じような色は作れます。どの色を混ぜるかよりも、作りたいと思うその色を作れることが大事。
その方が応用が効いて、縛られることもなし。正直で素直に絵が描けるような気がします。
この色をとあの色をこれだけ混ぜるとこの色になる。なんて、、決まっているものを覚えていくのは窮屈です。
あ、例えるなら、それはデッサンしたりするのに紙に補助線を引いてから描くようなもの。何かおかしい。。絵に対しての向き合い方が大切だということでしょうか。
その時その時、この色を足す、白で薄める、水をたっぷり使う、水は使わない、ハッキリさせる、ぼんやりさせる。。。何でもありでないと自由ではありません。
自由自在に画材を使えるように進めないと。。
そうなりたいので、、いつも私は
いきなり白い画面に絵の具をつけますし、クロッキーも、100号のような大作もいきなり描き始めます。
油彩やガッシュは気に入らなければ直せばいいんです。修正しながら描けること、その修正はよく見ることにもつながります。
ガッシュの話でした。
さて、娘のお弁当も作った!今日は朝、教育実習の中学校まで送ってやろうかな。
初めて授業をするらしい。。超緊張しているぞ。。肩の力を抜いて。。といっても無理みたい。
コメントをお書きください
ann (金曜日, 13 10月 2023 15:24)
こんにちは
今日のお話、太字で大きく書いてあって読みやすく(←老眼)よくわかりました
私は透明水彩なのですが白だけガッシュを持っていると安心してはみ出せます―
はみ出して修正したところがかえって味になるんだなーと思いました
まりこさん、学校の先生になるんですかー
あの小さかったまりこちゃんがねえ(←親戚のおばちゃんみたいな気持ちで)
うちの娘は中学校の先生になってもう10年講習を過ぎました、毎日遅くまで仕事してますがおもしろいんだってー
山本佳子 (金曜日, 13 10月 2023 16:08)
annさま
コメントありがとうございます!
あー、大きな文字で。。
コピペしたからですな。。
私もローガンなのでこのくらいの方が見やすいです(^^)
お嬢様、学校の先生をされているのですね。
私は8年だけ。尻尾を巻いちゃった。
娘は教育学部、というだけで、まだ先のことは未定です。
実習はあるんですよね。毎日てんてこ舞いしております。
お弁当くらいは手伝ってあげよう。。
と、思って張り切っております。
ガッシュ、少し役目がしっかりとわかるように説明できたかも。
ジンクホワイトはいいですよねー♡