顔に苦労。。。

サイン入れた後にどうも顔が気に入らなくて「えい!」とのっぺらぼうにしました。

やれ、よくあること。

なんか違う。。。と思いはじめると直さずにはいられません。

なんとか人間でなかった顔が生き返ったかも!
小さなキャンバスの顔なので小さい。。。
私の使う筆は結構太い平筆なので難しいのですが、面相筆みたいなものでつつくのは性格に合いません。
人物画は、自然光はお天気も響き、電気の色味、逆光などの光の差す方向などでも随分と肌色も変わり、明るくする場所も変わって来ます。背景の配色も肌の色に影響します。


2つの絵の部分、上は夜の黄色い電灯の光に照らされて肌色はうんと黄色味があります。普段使わないカドミウムイエローをたくさん混ぜて使っています。

下は自然光で逆光と右上からの光があり、これもなかなか難しい。

モデルのその時の雰囲気が出るようにも気をつけています。

いずれにしても人物を描く時は「生きた人間」にならなくてはいけないのですよね。。ここが要。

いじっているとふとした瞬間に生きた人間から遠ざかる時があります。

そう言う時にその日の仕事をやめないほうがいい。 
やめたいと思ってもせめて消す覚悟を決めるか、消してしまってから終わるほうがずいぶんマシ。

はー、なんとかなりそうです。

さて、次は何描こう。。
こうやって、時間のある時には1日のうちに何枚か触っていきます。