信州の風景

信州に行って、取材をしてきました。
私は厳ついお山が本当は苦手。。到底描けないものに見えます。

この度も相当に圧倒された。

でも、山の麓で暮らしている人々の手の入った風景と組み合わさると何か優しさを感じます。

4月の春の匂い。澄んだ空気、水の音、まだ少し下手な鶯の鳴き声、山鳥、ひばり、キジにも出会えました。

ゆっくり田んぼの畔を歩いて行く雉はだんだんと烏に近づいた。カラスより少し大きいんだわ。

カラスは気がついて急いで水を張りつつある田んぼに降りた。
雉は田んぼには降りないで畦道を落ちないように気をつけながら烏には目もくれず知らん顔で通り過ぎていきました。水が嫌いなんだわ。わからないけど。。


さて、昨日は教室でした。
いくらか私の取材してきた画像を印刷して持っていきました。

これは私の目で見てきたものなので感動は違いますが、構図をとってみる練習にはなるかも…

もちろん、花のモチーフも用意していきました。
やってみたい人だけ、風景を小さな画面に描いてもらいました。

実際にできた絵は、今までと少し違う出来栄えに。これは構図を大事にしたから。

下に載せた画像はトリミングをしているものもありますが、実際は周りをうんと広く写してきています。
教室では各々トリミングもしてもらいました。(写真の四方を切り取って絵にしたい構図にすること)

実際に自然の中で見ていると、360度見えるもの。
その感動が絵を描く時に役に立ちます。

そして、感動は要らないものを省いて見せてくれます。もうここで、カメラと違う。
カメラの目は余分なものを写してしまいますので現地でのスケッチはとても大事と言うことになるのです。

何を描きたかったか自然にメモができているのです。

写生は必要。そして制作はまたひとつ「作る」と言うことが必要です。


最終日、行った日にはなかった田んぼの水が入ってきていて、しっかり山が映り込んでいました。

これを描こうとは思わないけど、美しか
った!



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コメント: 1
  • #1

    イトウマサユキ (月曜日, 24 4月 2023 10:04)

    ワ〜ッ!お天気恵まれ、最高ですね。スケッチ、取材はお天気でないと元気が出ない!私は晴れ男ですが、山がスッキリ見えるのは半分くらい。
    遠くから来られたので、お天と様がきをつかった?何度か通って、作品作りには青空でなくてもいいですが‥。やはり毎朝、有明山を拝まないと「安曇野」ではありませんね!必ず、秋の作品は『有明山』で挑戦!