オンライン相談室

今日は今年から始めているオンライン相談室のことをちょっとご報告。


始めてまだ2ヶ月くらいですが少しずつ、濃い時間を持てています。マンツーマンで、お互いの空き時間にお話しするのでとてもいい感じです。

描き始めの絵、少し前に始めていてどう進めたらよいかわからなくなっている絵、構図で悩んでいる絵などちょっとした時間で出かけることなく尋ねることができるので参加された方には喜んでいただけているみたいです。

(最近新しく1ヶ月の相談室も作りました。)

絵は、やはり構図が上手くいってないと仕上がりまで響きます。

私もよく途中で止まった絵をしばらくしてから描くことがありますが、それでも上手くいかないのは、構図上に問題があることが多いからだと気が付きます。


描き始めなら、すぐ修正できます。
仕上げの絵だと、直せるところが限られてきます。アドバイスもしにくくなります。

構図を決めるところからご相談くださったある方の絵は横構図から縦構図にしてみては?とアドバイスさせていただきました。すごい変更です。これは仕上げだと無理なアドバイス。

その後、どうなったかな。。その時はきっと縦構図の方が上手くいくと思いました。私は、です。
でも、やはり横、と思われて進められ、上手くまとまっているのかもしれません。
どっちになってもきっと考えるきっかけができ、より確信を持って進められていることと思います。

他の人の絵はよく見えるものですね。日頃自分でやっているとなかなか気がつかなくて、仕上げまで行っても気がつかないことがよくあります。昨年の大作、私はまさにそれでした。

つい先日は他の方に桜の絵も見せてもらいました。この方はとても熱心!そして、描ける人。

大きな桜の木が3本。桜の描き方には感心した。うまいんです。。

1番手前の桜が端っこにあり、幹も立派でした。右を画面の外に出すとスッキリとしそうでした。
枝だけ残すようにアドバイス。
絵は、端っこに強いものがあるとマズいと聞いたことがあります。それをお伝えして、解決方法を考えました。

絵は対象を見て描くのだけど、対象、そしてもっと引っかかりやすいのは画像を見て描いている時、それに引っ張られて絵に邪魔なものを引き算できない罠があること、これは注意するべき点です。
写真を見て描いてはいけないと言われる大きな理由はそこにあると思います。

オンラインではその罠にかかりそうな時に必ずそこを落とさないのでそれをみる目を早くに持ってもらうことができている気がします。

大体、私も含めて描いているときに一生懸命だから引き算ができていません。

感動したものは何なのかよく考えて、絵を作れたら「感動を描く」ことに成功します。

対面の教室ではモデルやモチーフをその場で目の前にしてものの見方を学ぶことができます。故にできないこともありますが、オンラインはマンツーマンなので対面の教室より連日気持ちの続く限りは寄り添えます。それはとても新しく、そしてメリットが大きい。

私にとってもコロナで新しいタイプの教室ができたような感じです。隙間時間でお役にも立つことだし、厳しい時代、私にとっても画業のために助けにもなります。

オンラインはまだまだ参加者は少なくて余裕がありますので、お悩みの絵があったらいつでもお訪ねくださいね。

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