ストラスモアの紙のことで私のブログから興味とこだわりを持ってくださる方がコメントをくださいました。
ひとつ前のブログの件です。
品質が変わる前のストラスモアは描いても反ったり波打ったりしないのが特徴。
デメリットはほぼありません。
あるとすれば、間違って裏に描いたら失敗する。。ということだけ。
画像を見ていただくとわかりますが、1枚目は昔に買っていたストラスモアで、いま、試しに刷毛で水をたっぷり塗ってみました。全く変化なしでそのまま乾いてしまいます。
ところが、2枚目は昨日なったダメになってからの紙、反ってしまっています。
3枚目は色の違い。
ストラスモアは白いです。
そして、これが究極の判断材料。4枚目の画像は裏面。
こんなふうに表と全く違います。
5枚目は変わってしまった紙に、水を一滴落として様子を見たあとの裏面。水を吸って膨らんでいます。
以下、昨日コメント頂いた方に、お返事した内容を貼り付けます。
ストラスモアはガッシュで描く時には特にとても素晴らしい水彩紙 でした。
品質が変わってしまい全く別物になりましたので使うことができま せん。
詳しくお伝えすると、以前の品質の良いものは表と裏がはっきり違 いまして、裏面は紙をすいたときにできる機械的な目がはっきり見 えます。
紙はしっかりと硬く、水をしっかり使っても紙が波打ったりしませ ん。筆は滑らかに表面を滑ります。
品質が変わった紙は表と裏が同じで和紙のように水を吸い込み、描 いてみますとすぐに波打ちます。
ストラスモアは水張りも必要ないくらいに波打ちのない水彩紙でし た。
数年前から怪しくなり、間の期間になんだか描き心地の良くないも のになってきた時がありました。
ご購入されたものがそうでなく、以前の在庫の良いものであること を願いますが。。。
水を刷毛でたっぷり表に塗ってみてくださると、よくないものは反 ります。
以前のものは反ることはなく、少しだけ膨らむ程度で描き進めるの に邪魔になりません。
ここが判断の見極めになると思います。
紙自体の色味もストラスモアはほぼ真っ白。使えなくなった紙はク リーム色っぽいです。
間の時期のものでも、絵を描いた後、裏面が少しでもボコボコとし ていたらそれは怪しいのです。
元のストラスモアはほぼ、裏に響きません。
こんなに相性のいい水彩紙はなかったので本当にショックでした。 。
日々、変わりになる水彩紙はないかと試していますがなかなか。
教室の方には描き方によって上級の方にはファブリアーノやウォー ターフォードホワイトを試してもらっています。ワーグマンもいい かもしれません。初めてガッシュに触れる方はこれは安くてどんど ん描ける分厚いなかなか優秀なクラスターを使ってもらっています 。
こだわることは大事ですね。
多少苦しくてもそれだけの価値があります。
これからもこだわりを持って絵を描いていければと思います。
ひとつ前のブログの件です。
品質が変わる前のストラスモアは描いても反ったり波打ったりしないのが特徴。
デメリットはほぼありません。
あるとすれば、間違って裏に描いたら失敗する。。ということだけ。
画像を見ていただくとわかりますが、1枚目は昔に買っていたストラスモアで、いま、試しに刷毛で水をたっぷり塗ってみました。全く変化なしでそのまま乾いてしまいます。
ところが、2枚目は昨日なったダメになってからの紙、反ってしまっています。
3枚目は色の違い。
ストラスモアは白いです。
そして、これが究極の判断材料。4枚目の画像は裏面。
こんなふうに表と全く違います。
5枚目は変わってしまった紙に、水を一滴落として様子を見たあとの裏面。水を吸って膨らんでいます。
以下、昨日コメント頂いた方に、お返事した内容を貼り付けます。
ストラスモアはガッシュで描く時には特にとても素晴らしい水彩紙
品質が変わってしまい全く別物になりましたので使うことができま
詳しくお伝えすると、以前の品質の良いものは表と裏がはっきり違
紙はしっかりと硬く、水をしっかり使っても紙が波打ったりしませ
品質が変わった紙は表と裏が同じで和紙のように水を吸い込み、描
ストラスモアは水張りも必要ないくらいに波打ちのない水彩紙でし
数年前から怪しくなり、間の期間になんだか描き心地の良くないも
ご購入されたものがそうでなく、以前の在庫の良いものであること
水を刷毛でたっぷり表に塗ってみてくださると、よくないものは反
以前のものは反ることはなく、少しだけ膨らむ程度で描き進めるの
ここが判断の見極めになると思います。
紙自体の色味もストラスモアはほぼ真っ白。使えなくなった紙はク
間の時期のものでも、絵を描いた後、裏面が少しでもボコボコとし
元のストラスモアはほぼ、裏に響きません。
こんなに相性のいい水彩紙はなかったので本当にショックでした。
日々、変わりになる水彩紙はないかと試していますがなかなか。
教室の方には描き方によって上級の方にはファブリアーノやウォー
こだわることは大事ですね。
多少苦しくてもそれだけの価値があります。
これからもこだわりを持って絵を描いていければと思います。
コメントをお書きください
島村和代 (月曜日, 22 8月 2022 16:23)
山本先生、いつもブログを楽しみにしております。
水彩紙についてお教授くださり、ありがとうございます。
普段は、ガッシュにホワイトワトソンを使っています。
迷いなく使えています。
ファブリアーノも使うことがあります。
透明水彩では、ファブリアーノ、ウォーターフォードも良いと思います。
少し前、F3の水彩紙が無くなったのでワーグマン?しかなかったので、送ってもらいました。
ガッシュで筆の滑りが良くなく、絵の具の吸収も違っていて、好きになれませんでした。もったいないですが、この紙は使わないでおこうと思っています。
山本佳子 (月曜日, 22 8月 2022 16:57)
島村さま
こちらこそコメントありがとうございます!
色々と試しますが、ワトソンは1番と言っていいほど使われている紙ですね。
私は以前使ってみてガッシュには向かないかなーと思い、その後は食わず嫌いみたいに使ってません。また使ってみます。
ワーグマンはご存知かどうか。。裏が使えます。
裏は筆が滑りますよ。
表はお水をたっぷり使わないと筆が引っかかる感じですね。
発色はワトソンよりうんと良いと思いますので裏を使ってみてくださいね。
暑いのでお体気をつけて!
島村和代 (火曜日, 23 8月 2022 03:45)
山本先生、またまたご教授くださり、ありがとうございます。
ワーグマンは中目細目を両面に組み合わせられた、表裏なしの仕上がりになっていいるそうです。
裏面をまた使ってみます。
一昨日から体調を崩して、休んでいます。
もう大丈夫と思います。
先生も夏のお疲れがでませんように、ご自愛ください。
横山優子 (火曜日, 23 8月 2022 06:05)
ストラスモアについて
私の持っている紙は、まさに
ナチュラルなオフホワイト、表裏の区別がつきづらい
今どきのストラスモアでしたぁ。
納得です。
丁寧に、わかりやすく教えてくださり、本当にありがとうございます。
紙の見方、とても参考にもなりました。
色々、試してみたいと思います。