怖い顔。。

セーラー服の娘は中学生の頃。

ちょっと思い立って画像から描いてみたくなりました。

サラッと描くつもりだったけど大体はそうはいかないものです。
のたうち回ってやり直しを繰り返しできたのがこれ。

3枚並べた画像は左が描き始め、煮詰まったのが真ん中、右はダメだ!とつぶして少し持ち直したところです。

左のは怖い!怖い顔!

だけどまだ生きてます。真ん中は描き込んだのだけど人間の生き生きとしたものは失われ、ダメだわ。。と諦め、直そうと開き直ったところ。私の絵は人物は描きすぎると人ではなくなる。人に限らず全てです。

右は壊してしまったところで唇の下に絵具が飛んでいます。勢いよく描いたのでこういう偶然もあります。この口の下の点はそのままでもよかったかも。。(悪戯したくなるんです)
ガシャガシャとつぶして一旦はほとんどのっぺらぼうに近い感じになり、少し描きました。あ、少し生き返った。

直す途中でふと再び上手くいく瞬間がよくあります。偶然に起こることなので自分の力ではないのです。こういう偶然が自分で描く「ちまちましたもの」より断然いいと思います。

上手くいくと言ってもこの程度ですが、ガッシュだと描いて、描いて、描いて。。という追求ができます。ここが大事だし、楽しいところです。

のたうち回って疲れたので仕上げたのは次の日です。
透明水彩だと、どうしても直らないところがあって私にはとてもストレス。
背景も最後に塗り直した部分があります。
そこは絵具たっぷり不透明です。

さて、今日は人物画研究会です!