デパートの美術画廊と、画廊

昨日の絵描きの記録です。

今日が搬入締め切りの6号の油彩も画像をアップします。

このほかにも、4号の油彩を描き始めています。

描くことのできるお天気の日、できればいくつかは描き始めて、仕上げる気持ちがあるものは仕上げます。

気持ちが乗らない時に作品を仕上げないといけないようなことがないよう、日々描きたい時は描くのです。

コロナで緊急事態宣言が出ています。
昨日、テレビで文化相の方が文化芸術に携わっている人が大変だと言っていらっしゃって、忘れられていないかも。。と少し希望が持てました。

実際、今、本当は必要な心の癒しや活力になりうる文化芸術に触れる機会を持つことも罪のような雰囲気となり、そのために美術館だけではなく、デパートや画廊での個展や展覧会の予定がある作家さん達のこと思うと。。そして明日は我が身。

予定は中止にしない限り、あるのです。
無観客に近い状態。

たとえばデパートでの予定は3年前に決まります。
3年かけて楽しみに制作してきた個展の作品をこの状況で発表することになったなら。。

絵に合う額縁を準備し、運送会社に作品の運搬を頼み、普通なら見初められてどなたかのお家に飾っていただけるかもしれないその数十点の作品は宙に浮いて、あるいは処分されるようなものです。

それでも、穴は開けられない。

こういうことはきっとあまり知られていないのでしょうね。
音楽や、舞台、そればかりでなくあらゆる文化関係者も今、大変な状況です。


。。。

かと言ってしょぼくれている場合ではなく、ならば、とことん今、仕事をする。
コロナがなかったらできなかったような仕事をする。

例え、死んでも作品は残るのだから!

まだ死にませんけどね(^^)
まだまだ描きたいし。。

ちょっと深刻な話になりました。この話が昔話になる時が早くきますように。。

今日の画像はそれこそ、日本橋三越さんで5月に予定されている美術逸品会への出品作と楽しんで描いたバラ。最初のバラは3枚目のまだ途中の絵の部分です。
最後の画像はおまけで庭のナニワイバラ。

日々の絵描きは嬉々としてやっております!





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コメント: 2
  • #1

    奥山雅基 (土曜日, 01 5月 2021 22:37)

    ほんと、いまだからこそ必要な心の癒しだと思います。どれだけ救われていることでしょう。

    昨年春、確か天神山で手に取った、個展の案内に載ってた「ランチ」の絵。その絵に一目惚れして、ギャラリーを訪れ、静かにゆっくりと鑑賞したのを覚えています。

    コロナがなければ、美術作品に触れることがなかったかも知れません。そして、コロナだからこそ美術作品から癒しをもらうために、熱心にギャラリーに通う週末を送っているのだと思います。

    絵描きさんのお仕事は、間違いなく今のこの世の中に光を灯しています。感謝しかありません。

    また、山本さんの絵を見るのを楽しみにしています。

  • #2

    山本佳子 (日曜日, 02 5月 2021 09:59)

    奥山さま

    個展には昨年と今年、お越しくださりありがとうございました。

    コメント、とても嬉しく励みになります。
    コロナ禍の影響はテレビでよくニュースにも取り上げられていますがなかなか美術界も大変です。

    気持ち、勢いを失うことなくどこまでいけるかわかりませんが、コロナが過ぎ去るまで何とか辛抱して嬉々として制作を続けてまいりたいと思っております。

    良い絵だな。。と思って見てくださる奥山さんのような方々に支えられてています。
    誰かの目にとまり、足を止めていただける絵が描けていれば絵描きとしてなにか役に立っているということ!

    どうぞこれからも見ていてくださいね。
    よろしくお願いいたします。