失速しましたが。。

どっさりと積まれた夏の雑草。。
なかなかできないでいた用水路に向かって我が家の土地から伸びていた雑草(ほぼ木です。。)をやっと今朝刈り取りました。

用水路にある足場はとても細くて、用水に落ちたら足は折れます。
そんなこともあってやっと。。

きっと90リットルのゴミ袋、2、3枚は使うだろう。。

その仕事は明日にしよ。。 
ほっとしました。

さてと、失速したのはもうひとつかふたつ、教室を持つことと、ガッシュの本のこと。

これはコロナもあってなんとなく失速していました。教室は仕方ない。これは今は少し我慢だろうけど、本についてはこれはやっぱり作りたい。

最近立て続けにいろんな方から待ちわびていると言うお声をいただきました。

不透明水彩の技法書がほとんどないのはその描き方に幅がありすぎたり、カッコいい画像を参考になるように絵を描いている最中に撮りにくいと言うことあったり、どう見せたら皆さんに不透明水彩の素晴らしい特徴を伝えるか伝え方も見せ方も難しいんです。
考えれば考えるほど広がり、どこかに絞らないとこりゃーかなり難航するな。。と。

しかも、私はずっと描いているのでそっちが楽しい。それに自分の仕事を追求したい。。
なら。。たくさん描いて絵をみてもらった方がわかってもらえるんじゃないか。。と、本を書くことを半ば諦めるくらい失速してしまっていました。

せっかくいい絵具セットもできたし、画材については最高なのに。魅力は絶対に伝わるはずなのに!

伝え方。。

ちょっと思ったのが、これ。今朝です。

あ。。小野月世さんや永谷裕子さん、あべとしゆきさん、などなどたくさんの素晴らしい水彩画家たちが技法書を出していらっしゃる。そして、それを水彩をされる方は持っているだろう。。

ならば。。。

それをもとにして違いを見せて理解していただいたら早いかも。まとまりやすいし。。

透明水彩と同じ描き方、使い方をするとただ鈍いだけのガッシュの絵具。
使い方をガッシュのやり方にしないとなんの取り柄もないのです。

あえて、参考書みたいに彼らの素晴らしい技法書の内容を借りてくれば、比較することで違いが分かり易くなるのではないかしら。。果たして、そんなことできるのか、そう言う伝え方をするなら出版社の方とも相談しなきゃ!

と言うことで、今日はこれから図書館に行ってみます。午後は絵を描いて、遅い時間に勉強してみます。

これが成功するかどうかわからないけど、透明水彩をされているが故に不透明水彩を描くとこんがらがってしまうところ、そこさえわかればもう、それは違うスポーツをするように動けるようになります。そして、それはお互いに良い影響を受ける種目だったりする。

使えるようになれば油彩にも、透明水彩にも役に立つ。絵を描くには手軽で早いガッシュで枚数を10倍くらい描けるようになるんじゃないか。。♡

よし、とりあえず、動いてみましょ。。
では県立図書館に行ってきます!あるかな?どの技法書がよく読まれてるのかしら。。持っている人にとってそれも参考にできるのが望ましいですよね。

ここに訪れてくださっている皆さんにお願いです。透明水彩をされていて「これ一押し!」と思われる一冊を教えてくださいませ。

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コメント: 4
  • #1

    きむら (木曜日, 27 8月 2020 13:58)

    はじめまして。透明水彩を趣味で描いている者です。
    生徒さんのお一人のブログ“ねこぱんち の ゑ ”から、先生のブログへとたどり着きました。
    拝見しているうちに、“ホルベイン 山本佳子が選ぶ 絵を描く人のための不透明水彩18色セット”を購入してしまいました。
    技法も何も知らないままです。
    先生がオンラインデモやレッスンをされる機会があればなぁ、などと思っておりました。
    それで、今日の記事に反応してしまいました。透明水彩を始めるときに購入した参考書は“王軍の水彩教室”です。
    透明水彩を描きつつ、ガッシュを使うのを楽しみにしてます。

  • #2

    H.K (金曜日, 28 8月 2020 23:55)

    こんばんは。私は透明水彩画をあまり描いたことがなく,参考にならないかも知れませんが,少し??コメントさせていただきます。
    大型書店の水彩画の技法書コーナーには人気の画家の本がずらりと並んでいます。そのどれもに美しい作品の数々が掲載されていますので,画集のように思えて,次々に買い求めてしまいます。その結果,いつのまにか手許の水彩画手引書(技法書)もかなりの数になっています。
    その中から一冊だけを選ぶのはなかなか難しいのですが,たとえば,あべとしゆきさんの最初の本「静かな光を求めて」は技法書としてすばらしく,かつ美しい風景画が作例として載っていて,さらに自然,絵に対する思いも十分に語られていて,とても良い本だと思います。
    他に,永山裕子著「もっと透明水彩を楽しもう」,右近としこ著「ウェット・イン・ウェットで描く」,加藤英著「風景の描き方」,青木美和著「透明水彩でスケッチ散歩」等も好きな本の一部です。
    ちょっと余談になります。古い本ですが「水彩ノート・街」の中に,山本先生もよくご存じの吉崎道治さんの水彩画作例4作品と,その描画解説,そしてモチーフ『駅』についての談話が載っています。最初,なにげなく,その本のページを繰っていたところ,その作例作品に一目で惹かれました。また談話も,とても心に残る内容でしたので,今も時々読み返す本のひとつになっています。
    そして,山本先生の御本についてです。かりにその技法解説が手取り足取りの詳しいものでなくても,先生の確かな作品を数多く作例にし,また絵に対する思いを込めた文章が随所にちりばめられてさえいれば,多くの読者に技法書の枠を超えて,迎えられるのではと思っています。
    ご刊行を楽しみにしています。
    (ご参考)購入した中に次のガッシュの手引書もあります。
         ・船本清司著「ガッシュ画 水彩の新しい技法」
         ・増山修著「ガッシュを使って描く 学校では教えてくれな           い風景スケッチの法則」

  • #3

    山本佳子 (日曜日, 30 8月 2020 09:31)

    きむらさま

    コメントありがとうございます!
    ねこぱんちさんのところからたどり着いてくださったのですね。
    彼女は熱心で新幹線で岡山までもう何年か通ってこられています。
    自分の絵探しに何か必要と感じていらっしゃるのですね。。うれしいこと。

    透明水彩をされている方が不透明水彩を併用されると絶対に良いことが起きます!
    透明水彩のようにガッシュで描くと同じことですが、不透明水彩の得意技みたいなところがあって、それは透明水彩でどうしてもできないところを補います。
    併用をしばらくすると、透明水彩で描く度に、きっと以前より筆な数が減り、直ちに勢いが出て、新鮮な色をたくさん残した絵ができるようになってきます。
    しかも時間はうんと短くなるでしょう。
    何よりストレスがなく楽しさが増えます。

    少しずつここ、ブログでも、機会があれば出かけたいっていろんなところで、そしてこれから作っていく本にもガッシュの楽しさや魅力をご案内していきます。

    ブログにはワークショップなどは予告しますので会場が近くてご都合が合いましたらぜひお会いできたらと思います。
    楽しみです!どうぞよろしくお願いします!

  • #4

    山本佳子 (日曜日, 30 8月 2020)

    H.Kさま

    とても詳しくコメントをくださり、参考になります!ありがとうございます。

    吉崎先生の書かれた本は何冊か手元にあります。
    とても勉強になります。

    ご紹介くださった本は知らないものも多くてきっと見てみます。
    ガッシュの技法書も出ているのですね。
    私の本の方向について、アドバイスくださり励みになります。
    技法というよりも不透明水彩を使ってできる絵の表現の幅が大きいことを伝えたいのかもしれません。

    私自身がまさに途上ですが、途上でいられるのはこの画材のおかげのような気がします。絵を描くために色々とやってみることができる優秀な画材だということをお伝えできたらいいなぁと。。思います。

    とてもありがたいです。拝見して研究してみます!