昨日、少し間が空いてブログ更新しました。
今年の一水会は残念ながら中止ということになってしまいました。
それでも、進まないと。。
描きたいものは山のようにある。
ここ10年ほど娘をモデルにしてきました。
その娘が来月末には18歳になります。
ホントかなぁ。。
こりゃこっちは歳をとるはず。。
目が老眼。。随分進むなぁ。。
幸いなことに私の絵描きにはそんなに影響ありません。
もう細かい鉛筆での素描などは目だけではなく気力、手のスムーズな動き、なども影響を受けますから段々と前のようにはできなくなるんだけど、油彩も水彩もそしてクロッキーなどの線描きも表現というところではむしろ、まだ成長期のように感じます。
無駄なものまで描いて気がつかないことも減ってきたし、色も線も必要なものがわかっていくような感覚があります。
娘の成長は近くにいてもよく見えて、モデルをしてもらう内容も変わっていきます。戸惑うこともあります。
制作には昨年まで娘が女であることを抜きに少女、あるいは若い子という感じで表現してきました。2年ほど前からは、空間の中にいる人物としても出るをしてもらいました。
元々私は裸婦を色気たっぷりに描くのは、仕事の方向がずれる気がしていていて女性を女性的に描くことに抵抗してきたように思います。
ただ、今の娘はそれを無視するには大人になりすぎています。これを無視して少女を描くのは不自然だし、かといってそのままだと、どうしても娘を個の人間して肖像性を持って描く方向に進まないと無理だと思うのです。
でも、一度、肖像性は最小限にしてその形そのものを描くことには挑戦するかな。。とついこの間から描いてみています。
人がそこにいることを感じられる絵、絵にオーラみたいなものが現れるまで描いてみたいです。
もう一つは美しい形として描くことはいつもとは違うけど娘、17歳のこの時期に一度、描いておくのもいいだろうとも。。そんなことを思っている今日の絵日記でした。
コメントをお書きください
crea (火曜日, 23 6月 2020 15:32)
山本先生
一水会展が残念ながら中止ですね。
お嬢さんは、来月18歳ですか。
第74回一水会展で『夏の少女』を拝見して感動しました。
あの時のお嬢さんは、まだ小学生の少女でしたが、
もう18歳のレディーなのですね。成長の速さを感じます。
海に遊びに行った帰りに、車の中で疲れて眠るお嬢さんの絵や、
雪降る空を見上げるお嬢さんの絵を思い出しました。
銀座『一枚の絵ギャラリー』で催されている『絵づくし展』に
出品された『娘』は、まだ大人になる少し手前の少女という
感じがします。
おそらく今は、ふとした仕ぐさなどに大人の女性を感じるという
微妙な季節なのかと思います。
描く上では難しいことも多々あると思いますが、新たなチャレンジに
期待します。