苦労話

絵を描くようになってもう長いことになりました。
つい数日前、技法を説明するような仕事の依頼があってにわかに課題を突きつけられています。止まってはいられません。締め切りもそう余裕ない。

ある意味、絵を自然な状態で描くこととは違う仕事です。私としてはこれは相当なストレスのかかる悩みです。
特に今回のようにテーマによる技法を画像付きで解説をする場合、絵を描くことを途中で止めて工程をカメラで撮影する。このようなことは普段、絵を描く日常にはほぼないことですから。。

そして、描きたいと衝動的に感じ、その感動を描いていく自然な成り行きで絵を描くのとは違い、まずテーマに沿うことを探し、締め切りがあってそれに間に合うようにモチーフをあてがわなくてはなりません。

こういった仕事は自然に絵を描くこととは全く別のもの。言ってみれば不自然そのもので、あっちゃならないこととも言えます。こんな愚痴を溢すのはここだけのことです。ブログを見てくださっている方には分かっていただけると思うし、わかっていただいてないとすごくムズムズします。

本当は難しい。
自然を目の前にして描くならまだ絵を描いていることに正直でいられるのですが、人物画のある部分を解説となると描きたいモデルに出会い、そのモデルと向き合って、自然に描きたいポーズが見つかって「描きたい!」と偶然なることは難しいことです。まぁ、手の描き方とか、唇の描き方とか、目の描き方とか、そんなの出なくてよかったかも。

さて、なるべく自然な絵に近付けるようにやってみるつもりだけど、難しいな。。と先日から思う今日この頃です。

技法の解説だから、その絵が私にとって正直に感動を描いたものにならなくても仕方がないですね。
100%ではないけど、そのテーマに沿うこと。そして、技法が説明できていることが大事なので、うまく、絵が絵になれとっても成功だけどとりあえずは絵の良し悪しは置いておいて、課題に沿うようにいくつか作ってみたいと思います。

あ。。。そうか、今までの絵の部分を解説に使うと自然。描いたものを取り上げての解説を多くすれば本当の絵での解説が可能ですね。
そういうものばかりだと意に沿わないかもしれないから最低限のことにして、普通のようにはやらないでおこうかな。。
皆さんがやってらっしゃる難しい、絵描きなとって撮りにくい画像を撮っての解説。。これは絵描きにとって酷ですから
出来るだけやめとこう。方向転換ができそう。。。

うまくいくなら載せてもらう。うまくいかなかったら形を変えて解説はわかりやすい面白いものにすれば良い。
そうしよう。。。今朝の絵について思ったことでした。

絵描きを仕事とする時の苦労話でした。