絵描きの日常と制作の差

先日の教室の日、この日は人数が少なくていつも一緒に描いています。

ところがうっかり絵具のセットを丸ごと忘れて行ってしましました。

 

皆さんの描いていらっしゃるのを見ているとどうしたって描きたくなります。

これは一種の病気みたいなものでしょうか。

 

ロッカーに何かないかと探すと忘れた人用のパレットと絵具を見つけました。

そしてパステルと画用紙。

 

描くしかない。描きたいとすぐパステルで白い画用紙に書き始めたものの白の画用紙にパステルはどうもしっくりきません。

パレットに白と出してそれを指でぬりぬり、、、

それからもう一回ロッカーを探すと、腰の弱い筆一本見つかりました。

 

それで遊んでみたのが今日の画像の絵です。

 

昨日、日展の絵がほぼ完成したと思った…それは大きな勘違いでした。

そう気が付いた。気が付かされた。

私はどこへ行きたいのか…

「自分の絵を探しに来てください。」と教室でも言っている私が、全くできていませんでした。

お葬式が終わって、今度はのびのびと描いてみよう。と思ったのに。。

抽象傾向をもう少しやりたいところまで進めてみたい、と思っていたのに。。。

思い付きはとてもよかったはずなのに。。。

仕上げになるとおとなしくて、面白くない絵になってしまっていることにうすうす気が付きながらも、自分の絵というのはできているはずと思い込みやすいのですね。

 

昨日の夜、気が付かされ、ハッと思い立って人物を全部描き直しました。。。

台風で雨、とても暗いのに電気をつけて相当直しました。


「よく見て、感動を描く」

「絵は、作るもの。」

「絵を描くということは修正をすること。」

「自分の言葉でものを言え。」

「揺れていないなんて面白くもなんともない。」

 

いろんな言葉が浮かんできます。

この絵は描きたいことが言いたいことがあった。

それを撫でまわしてうやむやにするところでした。

 

やってやった・・・(とうとう、やってしまった)

気が済んだ。

 

今日は、そんな一日でした。

はーーー激しかった。


さて、事務仕事が山積。何故か、玉野市の洋画部会員名簿の電話番号がずれてるのです。。印刷できません。困ったわ。

総会の配布物も作らないと。。。

なかなか、イタリアスケッチの旅の準備ができません。