失敗は成功のもと

昨日は晴れ!

 

しかも快晴でした。

バラが美しくてここ最近はよく描いています。

 

ところが、昨日はあまりに美しいバラを前にして、何とかこれを表現したくて力が入りました。

よくあるのですが…力が入りすぎるとよくありません…失敗します。

 

ですがあきらめきれなくて思い切ってつぶれかけた絵に加筆修正。

やっぱり失敗。と昨日は気持ちも沈んだままでした。

下の絵が、修正の前のどうも気に入らない絵。

 

上が修正後です。

うんと両脇の花を小さくして、紫の花を主役にしました。

下の机も小さくしてグレーの背景を増やしました。

 

ん~失敗でもないかも…と朝見て思いました。主役がしっかりしたのはよかったかもしれません。

描き込んだことでもたついたり、すがすがしい感じは少し減ったのですが、ちょっとスパイスのきいたふんわりだけではない絵になりつつあります。

もう少し色鉛筆で触ろう。

 

これはもしかして「失敗は成功のもと」かも。(楽天的なんです…)

下の絵で終わっていたら、きっと落ち込んだままだったでしょう。

とことん、やってみる…ちょっと久しぶりにここの所そういうことをしています。

仕事が軽くならないようにしよう。

 

さて、先日、美術月刊誌「一枚の絵」6月号が出版されました。発表の場をいただいている一枚の絵は今年創業50周年だそうです。

この6月号は特別企画でいつもより分厚く内容も厚みのある一冊になっています。

私の師である吉崎道治先生の寄せた文章も絵も、素敵です。うれしいことに一水会の先生方もたくさん出品されています。

ぜひ手に取ってみてください。

 

立派な先輩たちの後に続くことができるかどうか、これからの仕事にかかっている…と気持ちが引き締まる思いです。

 

次号予告で私の特集の内容が載っていました。

7月号からは3回連続で不透明水彩の講座。この画材の魅力をできるだけ皆さんにお伝えしたいと思っています。

長い間、絵画教室で絵を描く皆さんに接してきましたし、自分はもちろん教室の皆さんが、たびたび見落としがちな点や、うまくいくとらえ方を思い出しながら、作りました。

また、画材についても、自分が好きで今使っているものや、使い方など解説しています。

こちらも力入れて頑張っています。

 

そのこともあって、8月号に予定している花をたくさん描いているのですが、昨日は力が、入りました。

そして、9月は風景…か。

 

はー、日が経つのが早い。もっと時間が欲しいですが、とにかく進むしかありません。

 

間もなく、スケッチ旅行もある。

6月の上旬は銀座のギャラリー一枚の絵で「絵づくし展」、重なっているのが、地元の「絵画展」、作品は何とかなりそうです。

絵画展のメンバーはよい仲間、搬入にはスケッチ旅行が重なり、参加できないのですがお任せしていても心配ありません。

いつも本当に感謝です。

 

さあ、今日も描きます。