オレンジクリームって、昔からありますよね。キムラヤのパン屋さんで売っているあのクリームです。
そのような色のバラの花束を今日は教室で描きました。
不透明水彩で6号。
背景はあるものをなんとなく描いていくとこんな感じに・・・
不透明水彩を使いだしてどのくらいの年月が経ったでしょうか。
最近は性格もわかって、面白がって使っていますが、昔は小学生の時にやってたような固い描き方でお水少な目、がっちり描いていて水彩の良さが全然出せていませんでした。
今頃はお水も、絵具もたっぷり。修正ができるところが思い切って描くことを助けます。
油彩につながる描き方だけど、油彩よりうんと早く描けるから、花の様に早く描きたいものは不透明が一番です。
もうひとつ、先月、イタリアのラ・コスタというアグリトゥーリズモに行ったときの風景。
そこはトスカーナ州で、周りはやはりオリーブ畑がどこまでも広がっています。
小雨が降っていました。
これがきっと良かった。
しっとりとして、スケッチブックは濡れてしまったけど、さらっとスケッチ。メモできてよかったです。画像は今描いている風景。油彩です。この右手方向の広いオリーブ畑も描きたいと思っています。
どこかわからないような風景でも、構図や色、絵を描くうえで魅力があれば私は描きたい。
実は絵ハガキのような絵は見るのはいいけど、自分が描くとしたら…きっとあまり興味が持てないのではないかと思います。
自分の気持ちの動いた、感動したところを素直に描いていきます。
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脇坂俊郎 (土曜日, 19 11月 2016 09:08)
いつも楽しく読ませて頂き、しかも勉強になり有難いことです。
教えて頂いた不透明水彩を愉しんでおります。
まだまだ上手く描けませんが、先生のおっしゃることが少しずつ分かってきました。
ただ、例えば、このバラのオレンジクリーム色と瓶との間にある濃い緑はどうしても未だ出ずに苦労しています。水たっぷり、絵の具たっぷり…の感じを早くつかみたいものと念じてがんばります。
寒さに向かいます。お身体もいといつつご活躍ください。
山本佳子 (土曜日, 19 11月 2016 09:40)
脇坂俊郎さま
いつも見てくださってありがとうございます。
不透明水彩も楽しんでいただいているようでうれしいです。
そう教室でも一番最後に皆さんで来ていないことが多くてお手伝いすることも多いのはその場所です。
よく対象を見るとわかるのですが、花瓶にすべての花の茎は葉っぱが入って刺さっているので一番暗く見えるところです。ほとんど緑の濃い色の場合が多いですね。
暗い色にするには黒と緑を混ぜればよいのです。
黒と1つの色として使わない手はありません。
透明水彩を習われた方は黒を使ってはいけない色として認識されて、なかなかお使いにならないのです。
暗い場合はどんと使ってみてください。
この場合緑は濡れていてもいいけど、花瓶の方は乾いている方がやりやすいですね。
試してみてください。
脇坂さまも、そちら風邪が流行っていると聞きました。どうぞお身体お大事にお過ごしください。
脇坂俊郎 (日曜日, 20 11月 2016 16:41)
山本先生
緑に黒。やってみました。目からうろこで、パッと先が見えたように思います。小生、透明水彩では緑にペインズグレイを混色していますが、同じですね。
ベーコンを制するものは料理を制する…黒を制するものは不透明水彩を制する、かも。それに黄も気になっています。肝心の白もまだ使えませんが、ともかく楽しんでおります。有難うございました。
山本佳子 (日曜日, 20 11月 2016 22:29)
脇坂さま
良かったです!!ええ、楽しみましょう!
そうです。白も黒も1つの色ですものね。