感動の数だけ

感動して、絵を描くって素晴らしいこと。

その1枚の絵を描き終えるまで感動が続くのは本当の絵描きです。

描いていくうちにだんだんとまた感動したり、思いが膨らんだりすることもありますね。

 

だから絵を描く。

 

絵を描くことは当たり前になっていて、その根本的な大事なことが後ろに回ることも度々あります。

 

大きな制作。

どこかに出品しないといけない、応募しないといけない大きな絵を描くときはその感動や絵に対するうれしい気持ちが続かないような気持ちになることがあります。

 

そこは、ぜひ最初の感動を忘れないように描かないといけません。

大きな絵、制作は苦しいものです。そして自分の力も試される。

苦しい時、そういう時こそジタバタしがちですが一服して肩の力を抜かないといけません。何を描きたいのかしっかりと見定め、思いきってやらないといけません。落ち着こう…

 

私、昨日は中学校のPTAのお手伝いで早朝から夜9時半までずっと外出。しんどかったです。皆さんのパワーがすごくて思わず一緒になってしまった…娘の中学校のソフトバレーボールは2チームとも優勝でした。それは良かった。一緒に喜べました。

 

絵描きに戻るのが今日はしんどい。でもすぐに戻ろうと思います。

100号は依然としてまだ、描くものも決まっていません。どうしよう。

・・・落ち着こう。まずはアトリエに入って、落ち着いて考えよう。

 

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さて…画材屋さんと進めている風景画の教室の予定でやりとりを今朝もしていました。ここからは教室の話。

 

画像は娘と初めて一緒に行ったイタリア旅行で娘が初めて描いた写生の後ろ姿をカメラで撮ったもの。

結構大きな4つ切りの画用紙を持って行って現地でほとんど仕上げました。

 

感動が続いたから彼女にとっては思い出の絵の1枚になったと思います。初めての海外で描いたからそれはそれで大成功。

でも、思うのです。これは1回でいいな。次にこれはやらない。させない。…なんとももったいない。

 

数十万円の旅行で数枚しか絵ができないのはどうでしょう。(私も彼女のために時間を割いたし…)

下手をするとその中に1枚も気に入った絵がないこともあるこの描き方はどうなんだろう・・・。

私はそこを最近考えます。もっと枚数を描かないといけない。

 

ということで今月1度だけ、27日にその風景スケッチについての教室があります。

私も現在進行形の研究中。多分良いと思います。一緒に考えてみませんか。

急に決まったこの教室は、早いもの順で人数になり次第締め切られます。

満席の場合はご了承ください。

透明水彩などでさらりとお描きになれる方はその方法でよいかと思いますのでこの度の不透明水彩の教室に参加はご遠慮ください。あくまでも、透明でやっていたけど上手くできない。2時間くらいはかかってしまうけど気に入った絵が描けたためしがないような(私のような)人に向けての教室でして、悩みを一緒に解決したいと思っているのです。

 

目標は感動の数だけ絵を描くこと!

 

この気持ちは風景に限らずですね。

 

問い合わせ申し込みは アムス岡山店まで  ℡086-225-0001 

 

 

 

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コメント: 4
  • #1

    佐藤 明 (月曜日, 06 6月 2016 19:40)

    わかっているつもりの・・感動という心波

    言葉だけで終わらないよう・・心にしみる波でした!!

  • #2

    山本佳子 (月曜日, 06 6月 2016 22:13)

    佐藤 明さま

    確かにあった感動を、それを絵にしないでなんとする・・・

    ですよね。私もなんです。少しベクトルの方向を修正しなくちゃいけないのです。
    ありがとうございます。

  • #3

    k.chiba (火曜日, 07 6月 2016 06:23)

    素人の雑感ですいません。
    私が公募展で看護師を描く理由。
    初めは「かっこ良く描きたい」と思っていて、かっこ良くなかったように思います。白衣を着ているのはモデルさんですが、その向こうに人生の30年を費やした仕事の楽しさや苦しさをぶつけられたらと、今は思います。
    「感動を描く」とはちょっと違うでしょうか・・・いつか、自分の思いを絵に出来るようになりたいです。

  • #4

    山本佳子 (火曜日, 07 6月 2016 08:30)

    k.chibaさま

    絵は「自分と対象との間にできるもの」と教わりました。
    だから、ドンピシャ千葉さんのなさった制作の仕方はその通り。
    感動して、自分と対象のモデルさんとの間に作品ができた・・・素晴らしいことでした。私もその作品を拝見したかったです。

    対象と自分との間からずれていくと自分からも対象からも離れていって苦しくなります。それは気を付けないといけません。
    まっすぐに仕事ができているときは何の心配もありません。
    今まで生きてきたものをぶつけるのは当然で、その人の生きてきたものからしか絵はできません。私もそうありたいと思います。

    私もそういう仕事ができ、なおかつ絵画としての美しさを求めていきたいと思っています。そこの部分で私、少し軌道修正したいと思っています。できるかどうかはこれから…。だんだん難しく、面白くなってきています。
    コメント、ありがとうございます。
    今の白いキャンバス、楽しみですね。