言葉にするとぼける

今日は教室でした。

 

今日の教室は月に2度ある教室で1度取ることもできるのですが今日来られているのは2度ともとっている熱心な受講生の皆さんです。

人数が少ないので毎回、絵作りに必要なことを考えていって、皆さんに少し気にしながら描いてもらいます。


しかし、難しい…絵のことを言葉にすると誤解があったり、ぼけていったりします。言葉にするとぼける。

 

今日は絵を構成するのは…コントラスト、色味、そしてまあ、色の塊の面積比といったもののメリハリなどでできていて…という話をしました。あまり勉強をしてきていない絵描きが言うことなのでますますわからなくなったかも。

 

光と影、固さ、線の有無、湿度、温度、線の有無など絵を作っている要素は他にもたくさんあって、それらがうまく組み合わさって上手くいけば自分にとって心地よい絵が生まれるんです。そしてそれは対象ごとにその感動ごとに違うのです。

 

そんな話をしました。

すぐにできるものではありませんが、気にかけながら描いてみると好みがはっきりしますよ…ということで、今日はコントラストのことを少し気にしながら描いてみることにしました。

皆さん、よくわからないといいながらいつもとはちょっと違った絵になっていました。

よく見て比べて描くこと、いつもよりその練習にはなったかと思います。

 

時間の終りに、色の作り方がわからないといわれていて、それには皆さん同意見。

んん~~~、混色の勉強か、この色はこの色とこの色をこの比で混ぜたらできますよという勉強はあまり意味がなく、対象のこの色が出したいときに作りかけた色が違う…では何色がどのくらい足りないのかという勉強が大事という話を添えてお開きとなりました。これもやっぱりやったほうがいいな。

必要なのだと思いました。

 

ハマユウも、アーティチョークも咲いていたけど、今日は地味な玉ねぎを持って行きました。画像は私の今日のメモスケッチです。

コントラストはいつもより弱めです。

 

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コメント: 4
  • #1

    Yoshihiro.S (金曜日, 26 6月 2015 16:03)

    絵のことを言葉にするということは難しいけど、必要なことと思います。最近自分の絵の前で話をする機会があって、気づくことが多くありました。また、山本さんのようにブログで文章にすることも、きっと絵を描く上で有意義なものとなるのでしょうね。真似したいけどなかなか出来るものではありません。

  • #2

    山本佳子 (金曜日, 26 6月 2015)

    Sさま!

    個展の開催おめでとうございます。
    そうですね。自分の絵を色々と言葉にしてみると気が付くことがあります。また、上手く言えなかったり、誤解されていたりすることもあるかと思います。

    反省になったり、自分の制作への思いを正当化したりすることになりますのでうまく使えば、絵のためになるのかな?
    Sさんはじめメールでまたはコメントで随分励まされています。
    ありがとうございます。

  • #3

    マルイ (金曜日, 26 6月 2015 22:51)

    玉ねぎ すばらしいです。この前の、レモンと花瓶もとても良かったです。ブログで色々教えていただいていますが、やはり、実際に身近で創作過程を拝見すれば、もっと勉強になるのに。岡山までは遠すぎて残念。

  • #4

    山本佳子 (金曜日, 26 6月 2015 23:33)

    マルイさま

    いつもありがとうございます。そして、先日はメールもありがとうございます。
    玉ねぎ・・・そしてレモンと花瓶、どちらも小さな水彩スケッチですが小さくてもそして、たかが5分間のメモスケッチでも対象から受ける感動を素直に表せば最初の一筆目から絵であると思います。

    マルイさんの風景スケッチも素敵でした。
    すでに目をお持ちではないですか!!本当は目の前の自然が一番の先生です。
    私は風景はこれからです・・・いつもそういっていますが(笑)
    できるだけ我慢しないで描くことにします。