画像は一昨日と昨日で学校から帰ってから娘が描いた絵です。
模写なんです。
ピカソの「2歳になったポール」という3号くらいの絵です。昔の中学校教科書の表表紙にありました。
なぜこれを描いたかというと先日(3月7日)久しぶりに人物画研究会についてきた娘、モデルのお姉さんをいつもサクサク描いていたのにどうもうまくいかなかったようです。12歳の頃、多くの子供たちは自分が見たまま描いていないことに気が付きます。「好きなように描いていたってどんなだったっけ…?」と分からなくなります。
そして、うまく描きたい、見たまま描きたいと思うようになります。
そんなときに模写は良いように思います。もともと素晴らしい絵ですから、ちょっと似ただけでも素敵です。
それで、教科書から気に入った絵をひとつ選ばせて、「そっくりに描いてごらん」と挑戦させてみた次第です。
これだけみると上手に見えます。比べてみるとやはり随分違います。それを本人も気が付いています。
それでも、似たように描けたことと素敵な絵ができたことで満足感いっぱい。
絵は楽しいとまた思ったようでした。
ここでこういうことがないと絵がちょっと嫌になるかもしれません。
そしてやはり、教科書に載るような巨匠の絵って素晴らしいと改めて思います。自分のオリジナリティーでこのような強い印象の絵は誰にでも描けるものではないですね。
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はる (水曜日, 18 3月 2015 09:31)
最初に見た時の印象が全てですね。素晴らしい絵だと思いました。模写であれこれだけ自由な線がひけるのは素晴らしい。意識と無意識のはざまに立っていて、意識的にどちらにも自由にいけるようになりたいですね。ちょうどそのことに気付く頃でしょうか。。
山本佳子 (水曜日, 18 3月 2015 11:08)
はるさま
ありがとうございます。
「意識と無意識のはざまに立っていて、意識的にどちらに出も自由にいけるようになりたい…」
究極の目標です。
teshi (水曜日, 18 3月 2015 18:40)
娘さんの模写ですか。うーんと唸りました。
迷いのない線、憎いほどの白の入れ方(使い方)。
大人でもなかなかそこまで迫れません。
絵が益々好きになっていく予感がします。
山本佳子 (水曜日, 18 3月 2015 23:48)
teshiさま
う~ん、そこまででもないような。
と、母は思ってしまいます。
ただ、学校が終わった後の時間に興味を持って2日間でも頑張ったというのはよかった。学校が楽しすぎるのは本当によいことですが、この何年かろくに絵を描いていなかったので、良い時間を作ってあげることができたと思っています。