この19日から上野の東京都美術館で一水会展が始まります。
工事中で本展は2年間名古屋に移っていました。
なのでほとんど4年ぶりの上野…ということになるのですね。
いつものようにチケットが少し余ります。差し上げますので問い合わせのコーナーよりメールください。
先着順です。
さて、昨日はカルチャー教室でした。
教室の方が昔の「アトリエ」という技法書を持ってこられていて、その話を少し休憩時間にいたしました。
デッサンをする時、明暗の面でとらえて行く方法と線であたりをつけて行く方法とどちらを選択すべきか・・・。という質問のようでした。
つまり、アトリエは2冊。
小磯良平が線でまず形を捉える方法を紹介したものが1冊、それからぼんやりと明暗で面を追っていく方法のアトリエが1冊、まず、やってみる方法はどちらがいいのでしょうと言われました。
拝見したところ的確に間違わないで形をとることができる天性のデッサン力がある小磯良平は葦ペンで形をとっているようでした。
そんなことはなかなか最初は難しいはずです。
訓練はクロッキーで普段からしていることは必要でしょう。
もちろんそれをこういう教室でしていくことは勉強になります。
ただ、デッサンのために1枚の画用紙を使って5ポーズ同じポーズで同じ場所での勉強なら明暗から入って最後に形を決めて行く方が間違いが少ないし整えやすいのでそう申しました。
100枚入っているようなクロッキー帳を持ってこられたら5ポーズで10枚くらいはどんどん線で描くのもよい勉強となりますので自信につながります。
3ポーズ目の途中から木炭紙に途中から明暗で形を追う方のやり方で少しデッサンをしかけてみました。
高校生のお嬢さんに来ていただいたので当たり前ですが顔の向きが変わったりして動きます。そういう時は形が決まらないので手もぶれるのが当たり前。
結局ぶれて終わりましたが、それが自然のようにも思います。もちろんデッサンで終わりたくなく、水彩などで作品にしたいときはモデルさんに断ってよいポーズの時にたくさん写真を撮らせていただくのが良いでしょう。
(写真の撮り方についても追々教室で申します。)
以上、昨日の教室の復習でした。
このブログをみてくださっている昨日の教室の方にはつい個人にお伝えしがちになるのでココでもう一度お伝えいたしました。
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