よく見て描く…これは私が絵を描く上で最も大事にしていること。
制作はほぼひとめぼれ状態で始めます。
途中に何度かうまくいったと思う瞬間があります。
でも、ほとんど早い段階で終わることはなく何度も通り過ぎてもちろんダメになることもあります。
長く気持ちが続いているとアトリエには乾燥してしまった果物や花のドライフラワーが片付けられずに残ります。
この間も春のバラが捨てられないでいたものをやっと処分しました。完成は見ず…。
幸い気の多い私は描きたいものに出会うのに困りません。
それに惚れっぽいので描こうとしたものがとても素敵に見えますから絵を描くには適しています。
人物の場合も、今までとても描きたいと思う人ばかり描かせていただきました。
なぜか、ひとつ終わると次にまた出会うのです。
日ごろ、外に出ると何処かの場面がきれいな絵に見えます。見えるのは色の組合せだけのように単純である場合が多いのですが実際描いてみるとなかなか上手くいかない…。いつかは上手くいくと信じて描いています。
よく見せてもらって感じたものをなるべく早くたくさん、そしてしっかりと描きたいと思います。
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