制作今日は数時間できました。出口の見えないトンネルにいることは確かですが、ここは通ったような…そういう感じがしました。
いつものことですが、いつも気がつくまで今回が一番大変!と思っています。
こんな不細工な制作の方法が自分の様式なのかも・・・。
明日は、カルチャー教室で人物画。そのあと少しだけ時間をいただければそこで100号のエスキースのための構図を描いてくる予定です。
カルチャーの事務所が許してくれますように。
今日は、昨日の時点でトンネルに入っていた肖像画と県展の制作を描きました。
トンネル 抜けられると思いました。
安井曾太郎の「実写図」というのがあります。
肖像画を描くときに最初にその人を見てデッサンするのですが、それを写真に撮っておくそうです。とてもまともな写実。
でもそこからが絵の制作。
実写図は当然どんどん描き込まれ、変化して行きます。
そしてとてつもない時間が費やされて絵になるのです。
私も県展はいつも数カ月かかります。何回壊してしまうか…。
安井曾太郎がそうなら時間がかかって当たり前ですね。
どこかで読みましたが、安井曾太郎の部屋を掃除していた人が布のかかった制作中の絵を見て「先生の絵がひどい状態で、本当に大丈夫かと思うことがあった」という内容(何となくのうる覚えで確かではない)の言葉が残っています。
今日の2点は絵に少しずつなってきています。昨日はまさに、そこで終わることは耐えられない感じでしたから・・・。
感謝して心をこめて描いています。
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