先ほど、日曜美術館を見て、その中に15代沈寿官の「未来は過去にある」という重い言葉を聞きました。
今、現代の最先端でしのぎを削っているアーティストなり、何百年の伝統を守る立場の工芸家なり、「自分が何を生み出せるか」というところで苦労があるだろうと想像してみます。
少し前、前者に当たる人のギャラリートークを聞きに行ったことがありました。
それまではあまりに現代アートすぎて考え方も違うものだろうと思いこんでいましたが、「結局、どう歩いて行こうと、懸命に努力していれば共通するところに辿り着くものなのではないかしら」という感想を持ちました。
「未来は過去にある」
生涯をかけて成し遂げた仕事を拝見しながら、その中にヒントを発見できる現代人でありたいなあ…。
今朝は故清原啓一の画集を見ながら、ここにも現代や未来を支える仕事があるなあと感じました。
さて、午後からは人物画のカルチャー教室です。今日は男性がモデルさん。
今日は線でなく、面と空間の関係を意識してみよう。
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kt (月曜日, 17 1月 2011 18:28)
とても同感です。私もビデオ録画して見ました。
一言一言にとても重みがあり、若い頃読んだ沈寿官さんをモデルにした司馬遼太郎の「故郷忘れがたきに候」を思い出しました。
ところで、私は風景画を勝負絵にしていて、人物画が苦手です。でも、将来的には人物画も是非描けるようになりたいものだとF先生の教室で勉強中です。
それにしても人物画は難しいですね。。。
山本佳子 (月曜日, 17 1月 2011 23:04)
コメントをありがとうございます。
司馬遼太郎の本はほとんど読んでいる夫がその本を持っておりましたので、さっき借りました。早速読んでみたいと思います。
人物画を勉強中とのこと・・・。私にとっては風景が難しいです。でも、風景画もちょっと最近好きになりました。
好きになったら描けるようになりそうな気がします。
描きたいものを描きたいように描けるようになりたいですね。