絵の描き方を思う

毎日 個展ではないであろう人数の方々が訪問くださり ありがたくとても励みになっています。

昨日下さったメッセージもうれしく、絵をお描きになっている方からでした。

 

日ごろ楽しいから絵を描くのですが、他に仕事を持ち制作をする時期だけ絵描きになっていたころと違い今は時間を費やし、気持ちを入れてじっくりと描ける環境です。

つまり、上手くいけば美しい楷書を勉強しつつ、楷書から離れて自分の表現を探せるような環境とも言えるわけです。

スタイルが変わってくると考えも変わってきます。

私には大きな絵になると引っかかってしまういくつかの悩みがあります。

 

サイズに関係なく感動に突き動かされ一気に描くところまでは上手くいく。

小品はそれで仕上がることもあるが、大きい制作になると一気に描いただけでは仕上がるわけもなくついつい感覚がずれて鈍い色や線でバランスを崩し良いところまで消してしまう。

人物画専門なのに人物の部分が一番悩んでいる。

 

そこのところが大きな引っかかり。

それで最近になって毎回同じような症状なので制作に合う描き方を見つけなくてはいけないと思うようになりました。

少し前「引き算しなさい」というヒントをいただき、ずっと考えていました。

今まで苦しかった部分を取り去り、最初から仕上げまで楽しくコツコツと描けるような方法を見つけようと思っています。

 

上手くいくかどうかはまだ判りませんが20年やってきてやっと大きい絵の面白さが少しでも発見できそうな予感がしています。

気のせいでありませんように。