油彩のこと

昨日、空が絵具の色だった絵を直しました。

はー、空になった。

それだけしかできてないのだけど。。

遅々としてなかなか思うように進まないな。。

半月後には個展ですが。。。

でも、今回は初めて真冬の会期。良いこともあります。
今まで描いていた冬の絵は、出せます。
これらを数点混ぜていこう。

さて、「油彩のこと」と書きました。

昨日は始まったばかりの洋画教室です。ガッシュの方もいます。ガッシュと油彩は描き進め方が似ているので一緒に描くことができます。油彩の油の臭いがダメな方もあるので、月に2回のうちひとつだけ「洋画」として油彩の方も入れるクラスを作りました。

一昨日ごろからワクワク。。
果たして私は油彩の教室で何を伝えることができるのか。。

今や、油彩を描いている人口は本当に多く、経験も人それぞれ、技法についてもものすごく幅があります。

キャンバスに描く人もあれば、板材に描く人もいる。

絵具の薄いもの、キャンバスが重くなるほど盛り上がる人もいる。

グリザイユから始め、乾いては描きを繰り返し、グレーズで仕上げていく人やスケッチで2、3時間で描き上げる人もいます。私のようにざっくり描く人もいます。

その幅がある油彩の技法をその人に必要なものを選んでお伝えしていけるかしら。。

参加される人の絵の方向を見ながら何かアドバイスができればいいなぁ。。と思います。

今来られている方は幸いお2人だから少ないのだけど、お2人の絵の方向は違います。

私の絵の方向に引っ張らないように気をつけます。
技法書も持って行きました。

「こういう方法もある。」ということをお伝えすることも大事です。近いかな?と思う画家の絵を紹介するのも大事だと思い、思いついた絵を紹介しました。

描くのが1番です。これはガッシュも同じ。
ただし、油彩には描いていく順序として決まったものが少しですがあります。
絵具の乾燥の速さがバラバラであること。そして、とき油の使い方。
そこだけはしっかり知っておいた方が良いですね。
伝えて知ってはいても、それを気にしすぎたら制作の勢いを止める場合もあります。

まだ、描き方の定まらない人はこれからどんな風にご自分の描き方を見つけて行かれるか楽しみで仕方がありません。

まだ、数回ですが前回もそして今回も驚かされた。
油彩をやろうという気持ちのある人はそれだけでとてもやる気があるのです。メインに使う画材が透明水彩の方も、他の画材を使ってみらことは役に立つと思います。
そんな人のための「洋画」のクラスです。

私も勉強になっています。

今日、教室で私の絵の進行をブログで見てくださっている方から、「あの絵が気になっている」とお聞きして、ドキリ。。励みになります!

ちょっと帰って夜に続きを描いてみました。が。。

んー、描きすぎかなー。。引き算、するかなー。。進めてみます。