今日、2回目の更新です。文章だけですが。。
洋画の教室が明日あります。
新しく作りました。
元々は不透明水彩の教室でした。
不透明水彩、ガッシュは絵を描く方が、、油彩をされている方が、また、油彩をしてみたい方も含め、全ての絵を描かれる方にとって1番為になる時間にもなります。
元々はそれで不透明水彩の教室を始めました。これが1番いいと今も思っています。
油彩の教室はない?
なくても、不透明水彩で十分絵を描くためのよい時間になるのですが、油彩をいざ、やってみると絵具のこと、描き進め方のこと色々とわからないことも出てきます。
それで油彩をされている方やこれから油彩を始める方に基本のことを学んでいただけるようにと「水彩の教室、プラス油彩でも可」、という形で「洋画教室」としてこの度始まりました。
油彩の道具は重く、すぐ乾かないため厄介です。一回では仕上がりません。
1日で仕上がる描き方もあるのだけど、それだと「写生」になります。
油彩の制作は「表現」です。
写生だと十分ではないように思います。
道具にしても結構大変。
合わせるためのキャンバスがいりますし筆、パレット、溶き油。。
そう思うと、なかなか教室にすることは難しいものです。
油彩はそもそも自分の自由になるスペースで腰を据えて描くのが1番手っ取り早い。
道具の移動や片付けの手間は余分にない方が良いのです。
だから、今の教室も希望される方が納得したら元の水彩の教室に戻します。
油彩のことについて、何か尋ねてみたいことがある、または、今、どうしてよいかわからなくなった油彩の絵がある方のためしばらく開設いたします。
「まさに自分だ!」と思われる方はどうぞご参加ください。
油彩を始めた頃、私も本当にどう扱って良いのか露頭に迷いました。
絵具と溶き油の関係。。そして、ズルズルと画面を滑る絵具、乾きが遅くて描き進めると濁る画面。
なんで、師匠の油彩は画面にピタッとつくのが不思議だった。
表面だけ乾いて中の絵具が出てきたり、よれたり、乾きにくい色だけ乾いていなかったりで上に乗せる色と想定外に混ざったり。。
混ぜていけない色があったり、溶き油も様々でどう使って良い中、どのくらい何をいつ混ぜるのか。。
厚塗りに挑戦したはいいが、ボコボコと画面が荒れて次の絵具が上手くならないストレス。
順番を間違えて表面に亀裂が入って剥がれ落ちたり。。はたまた上に乗せる絵具が弾いてしまったり。
さまざまな苦労がありました。
溶き油を多く使い過ぎ、薄いけどなんとなくそこで満足して仕上がらなかったものや絵具を乗せすぎて進めなくなったものもたくさんあります。
30年、ずっとやってきてまだ、そういう事にならない訳ではなくまだまだこれからもきっとある。
仕方ない。油彩というのは自由がきく画材であると同時にいろんな性格の画材や技法があるものです。
例えば、ジンクホワイトという白があります。
これは、水彩では完璧に素晴らしい絵具ですが、油彩になると上になる絵具を邪魔すると言われています。
化学的なことはよくわかりませんが乾燥するときに金属石鹸を表面に作るらしいのです。
それなら、欠点のあるそんな白がなぜこの残っているのか。。
それは混色で他の色を最も尊重する白だから。
マリーローランさんはこの白を使ったと聞きました。
絵の寿命をとるか?
今自分が描く絵の色をとるか?
そこは悩ましいこと。
どうしたらいいのか、私も悩みます。
そういう感じで、油彩についてはなかなか問題も多いと感じますが、それ以上に面白いことがあるので続けています。
何か、お伝えできるなら、また、来られる方の表現の目指す方向へ少しでも早く近道できるなら、この教室をやった意味があるかな。
明日は数人の方と一緒に唸ろうと思います。
画像がないのは寂しいので、下は使い込んだ私のパレット。
もうそろそろ寿命かな。。
随分はげてきたけど、白になっているのはちゃんと意味があるんですよ。
横から見るとピカピカです。
これは、テレピンで毎日拭くから。
洋画の教室が明日あります。
新しく作りました。
元々は不透明水彩の教室でした。
不透明水彩、ガッシュは絵を描く方が、、油彩をされている方が、また、油彩をしてみたい方も含め、全ての絵を描かれる方にとって1番為になる時間にもなります。
元々はそれで不透明水彩の教室を始めました。これが1番いいと今も思っています。
油彩の教室はない?
なくても、不透明水彩で十分絵を描くためのよい時間になるのですが、油彩をいざ、やってみると絵具のこと、描き進め方のこと色々とわからないことも出てきます。
それで油彩をされている方やこれから油彩を始める方に基本のことを学んでいただけるようにと「水彩の教室、プラス油彩でも可」、という形で「洋画教室」としてこの度始まりました。
油彩の道具は重く、すぐ乾かないため厄介です。一回では仕上がりません。
1日で仕上がる描き方もあるのだけど、それだと「写生」になります。
油彩の制作は「表現」です。
写生だと十分ではないように思います。
道具にしても結構大変。
合わせるためのキャンバスがいりますし筆、パレット、溶き油。。
そう思うと、なかなか教室にすることは難しいものです。
油彩はそもそも自分の自由になるスペースで腰を据えて描くのが1番手っ取り早い。
道具の移動や片付けの手間は余分にない方が良いのです。
だから、今の教室も希望される方が納得したら元の水彩の教室に戻します。
油彩のことについて、何か尋ねてみたいことがある、または、今、どうしてよいかわからなくなった油彩の絵がある方のためしばらく開設いたします。
「まさに自分だ!」と思われる方はどうぞご参加ください。
油彩を始めた頃、私も本当にどう扱って良いのか露頭に迷いました。
絵具と溶き油の関係。。そして、ズルズルと画面を滑る絵具、乾きが遅くて描き進めると濁る画面。
なんで、師匠の油彩は画面にピタッとつくのが不思議だった。
表面だけ乾いて中の絵具が出てきたり、よれたり、乾きにくい色だけ乾いていなかったりで上に乗せる色と想定外に混ざったり。。
混ぜていけない色があったり、溶き油も様々でどう使って良い中、どのくらい何をいつ混ぜるのか。。
厚塗りに挑戦したはいいが、ボコボコと画面が荒れて次の絵具が上手くならないストレス。
順番を間違えて表面に亀裂が入って剥がれ落ちたり。。はたまた上に乗せる絵具が弾いてしまったり。
さまざまな苦労がありました。
溶き油を多く使い過ぎ、薄いけどなんとなくそこで満足して仕上がらなかったものや絵具を乗せすぎて進めなくなったものもたくさんあります。
30年、ずっとやってきてまだ、そういう事にならない訳ではなくまだまだこれからもきっとある。
仕方ない。油彩というのは自由がきく画材であると同時にいろんな性格の画材や技法があるものです。
例えば、ジンクホワイトという白があります。
これは、水彩では完璧に素晴らしい絵具ですが、油彩になると上になる絵具を邪魔すると言われています。
化学的なことはよくわかりませんが乾燥するときに金属石鹸を表面に作るらしいのです。
それなら、欠点のあるそんな白がなぜこの残っているのか。。
それは混色で他の色を最も尊重する白だから。
マリーローランさんはこの白を使ったと聞きました。
絵の寿命をとるか?
今自分が描く絵の色をとるか?
そこは悩ましいこと。
どうしたらいいのか、私も悩みます。
そういう感じで、油彩についてはなかなか問題も多いと感じますが、それ以上に面白いことがあるので続けています。
何か、お伝えできるなら、また、来られる方の表現の目指す方向へ少しでも早く近道できるなら、この教室をやった意味があるかな。
明日は数人の方と一緒に唸ろうと思います。
画像がないのは寂しいので、下は使い込んだ私のパレット。
もうそろそろ寿命かな。。
随分はげてきたけど、白になっているのはちゃんと意味があるんですよ。
横から見るとピカピカです。
これは、テレピンで毎日拭くから。
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マルイ (木曜日, 11 11月 2021 19:31)
油絵のこと 全くその通りです。今から30〜40年前のことを思い出します。今は不透明水彩で充分と思っていますが、油も〜なんてすこし思ったり。写生と表現の違い なるほど!と思いました。ブログ とても楽しみです。ありがとうございます�
山本佳子 (金曜日, 12 11月 2021 15:25)
マルイさま
いつも、ここ、ブログを訪ねてくださりありがとうございます。
コメントも時々いただけて励みになります。
受け売りですが、「絵は、再現ではなく表現だ」と言う師匠のお言葉は私だけでなく、一水会の皆さんや、同じ志のある方にはずしんと来ます。
写実を大事にしているのは当然で、そこから先の表現が難しくもあり、絵というものなのかなぁ。。と思います。
油彩はその追求に適した画材です。
途中で投げ出すことができない。厳しいけど面白いです。
不透明水彩、ガッシュも同じようなところがあります。
ネチネチとやってみたい私には合っています。
マルイさんも気が向いたらぜひ油彩、楽しんでください。
不透明水彩やってらっしゃるからきっと前より省略も含めうまくいきます。
今後ともよろしくお願いします。