出せるのか?

県展の搬入が今日。

一昨日、絵の右半分をバッサリ消しました。
初めて50号に裸婦を描いたのだけど思っていたような絵の感じから、うんとリアルになってしまい。。これは出せるのか?
影が塊で見えるポーズにすべきだったかな。。などと思いあぐねるところ多々。

コロナも心配だけど、その心配ではなく、この絵は出していいのか?と言う葛藤があります。

でも、今回は出してみることにしました。

迷いはあって当然だし、ここから始まる何かを見つけるための試練です。

コメントをお書きください

コメント: 8
  • #1

    kitanonosora (水曜日, 18 8月 2021 20:37)

    山本佳子さま、こんばんは。

    「出せるかな?」の画像、部分の撮影というのに、画面の奥行き、空間が見事に表現されてまふね。
    右側にある緑色のキャンバス?の辺の描写など、とても絶妙で素晴らしいですね。

    画面のどこを切り取っても絵として成り立っている! すごいですね!

    不穏な世の中ですので、くれぐれもご自愛くださいね。

  • #2

    山本佳子 (水曜日, 18 8月 2021 20:51)

    kitanonosoraさま

    ありがとうございます!!
    そう言ってくださると救われるような気がします。うれしいです。
    構成を楽しんでみたつもりですが、裸婦という対象ゆえ、なんとなく二の足を踏みます。
    何度もやっぱり出さない、と思いました。。
    でも、決心して今日、搬入に行ってきました。

    コロナ禍で展覧会がないかもしれませんが、ひとつ、冒険をしてみました。

    次は100号の制作2点が控えてますので、そうですね。気をつけてがんばります。

  • #3

    う”!ねこぱんちデス (木曜日, 19 8月 2021 13:12)

    最後の最後に・・・
    と、いう 先生とは 存じているつもりで
    おりましたが・・・ドキドキ・・・
    どうなったのでしょう??拝見したい!!
    県展に 伺いたい、けれども
    緊急事態宣言で 行けません 悲しい 悔しいデス

  • #4

    山本佳子 (木曜日, 19 8月 2021 20:01)

    ねこぱんちさま

    いつもありがとうございます。
    そんなつもりはないのだけど、若い頃から諦めの悪い性分で。。

    も少し、いや、もっと。。

    でも、今回は半分しかできてません。
    やるなら、120%やればよかった。。と思うのですが、それは、一水会展の制作で試みます。
    それもなかなか難しいかもしれませんが、やってみます!

    はー、絵というものは何で厳しく面白いことか。

  • #5

    神戸市在住の生徒 (木曜日, 19 8月 2021 20:08)

    裸婦という主題が10年後のFine Artsの世界でも生き残れるのか?
    今が大事な時期かもしれませんねえ。
    もともとリアル過ぎたり美し過ぎたりすると大衆芸術に見られるという側面もある難しい主題を、これからの時代に合わせていかに表現するか?
    これに挑戦できるのは、一握りの優秀な女性作家の先生だけに許された特権かもしれません。と、素人なりに理解しています。
    岡山県展楽しみにしています。

  • #6

    山本佳子 (金曜日, 20 8月 2021 18:15)

    神戸の大事な生徒さま

    ありがとうございます!
    昔は裸婦の絵を布で覆った。。こともありましたね。そんなことを今の時代に気にすることはないとは思うのだけど、少し気になり、また、若い時、顔が似て出さなかったこともありまして、なかなか難しいですね。。
    今回は顔はあえて似せなかったのだけど、それはそれで狙ったところとははずれる。
    どれも、気にせず今の表現を出していけば良いとも思うのですが、仕方ありません。

    落とし所を見つけて、裸婦は美しい色形なのだから、構成に入れて絵を作ることをしていきたいと思います。

    そうか、女性だから、というところもあるかもしれませんね。
    頑張ります!

  • #7

    奥山雅基 (土曜日, 28 8月 2021 13:11)

    ご無沙汰しています。

    作品の制作過程では色々な葛藤があるんですね。
    それは、当然のことかも知れないけど…

    でも、いつも完成した作品をキレイだなぁって見ている私にとっては、新たな気付きです。
    また一つ、作品の鑑賞の楽しみが増えたような気がします。

    「ここから始まる何か」

    山本さんのより一層の飛躍の始まりとなる、この作品を見るのを楽しみにしています。

  • #8

    山本佳子 (月曜日, 06 9月 2021 12:04)

    奥野雅基さま

    コメント、ありがとうございます!
    大作はなかなか大変で段取り良く思ったようにできず苦労することが多いです。
    今回の県展の作品は初めての裸婦で、昔のトラウマ?もあって顔をご本人に似せませんでした。
    昔、若い頃そっくりに描いたものを発表直前で出すのをやめたことがありました。

    顔は似せずと思ったんですが、その似てない。。ということも何か納得いかず、これなら描かない方が良かったか?と少し後悔。描かないと、全てをまた触らないとならないのですが、、、

    難しいですね。構図も大きく変え搬入直前までかかりました。

    これはこれで、会場で何か得ることがあるだろうと思います。