はー。。長い文章を書いたのですが、投稿、失敗。
改めまして…
昨日、投稿したはずだったのがうまくいっていなくて、、 何を書いたか、思い出しつつ。
日展の制作ももう少しで仕上がります。
こみあげてくるものが今年はとてもあってその思いをここにメモしておこうと思いました。
日展に初めて出したのはいまから25年ほど前になります。
社会人になって初めての年、忙しくて一水会展にどうしても間に合いませんでした。一水会より1か月ほど後に搬入の日展にその作品を仕上げて出しました。
初めての挑戦で入選でき、とても嬉しかったのを思い出します。
それから、日展には出産の年以外ずっと挑戦して2回落選もありましたが、今年入ったら22回目です。
今年は一水会展が中止になりました。県展もなかった…何にもなくなるところでした。
日展は終戦の年はさすがにできなかったけど、次の年の春に開催し、その年の秋にも開催しています。このような展覧会だからこそ、中止にならないのでしょう。
そういうところはこの展覧会の力だと思います。
盛り上げていきたい…
私の制作はここ数年、モデルの娘は成長し、大人の女性に変わっていきました。アトリエで少女をモデルに描いていた同じ感覚では描けなくなって、肖像性を描かない方向へと変わってきました。大きな空間に人物がいるという
その方向は面白いし、いくらでも進めていけそうな気がして迷いはありませんでした。
今年…コロナでありとあらゆる大きな展覧会は中止。毎年春に娘を連れて行って会場で構成を考えることもできませんでした。
続けていた展示室の絵は中断。どうする。。。
おそらく世の誰もが経験したコロナ渦中の喪失感であったり、いつもと違う状況にとても不安を感じました。
どうなってしまうのか。。。
娘は受験生なのに学校が長く休講で家にずっといる期間がありました。
その間、娘は時々前のように私の仕事場にいることもあり、その娘は明るく、若くて常に前を見ています。一緒に前を見る元気をもらえた。ふとした瞬間「ここで描けるかもしれない。。。」と思い立ったのが今の絵です。
描き慣れたアトリエにこんな生命感あふれるモデルがいる、その新鮮な感動が今の絵を描くエネルギーとなりました。
行くはずの展覧会が中止となったこと、忙しくなっていくはずだった娘が、これも特別に毎日ずっと一緒にいる。それに合わせて、私の教室もすべて、無かった。
こんな、いつもには得ようとしても絶対にない条件が、流れるように自然に流れて揃いました。このためにあてがわれたような奇跡のように。。。
何年か前、一水会でとても満足のいく白の絵ができ、それ以上その方向はないと思っていたのに、もう一度新しい感動をもって描くことができ、進めることができています。こみ上げてくるようなものがあるのです。
後、少しです。この絵を完成させます。
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