スタイルを探ろう

少し前、コロナで困る前に描きかけていた絵を昨日加筆。と言っても娘を迎えに行く前に少し時間が余ってぐるりとアトリエを見渡すと「あ、これ描く?」となったので、ほんの少しの加筆です。

仕上げに向かうとつい、モチーフに引っ張られることがよくあるのですが、そうなっているんじゃないか。。そう思ったら時間が来てしまいました。

乾かしてから緑をなんとかします。

私も50歳を過ぎてしまった。
昔ならとっくに作家たちは自分のスタイルを見つけ、猛スピードで走っている頃。

今の時代はのろのろ歩いていて私などはまだ自分のスタイルがはっきりわからないでいます。
こんなことしていたら走ることなんてできないぞ。。。最近、「はよ!はよせんと!」と思うんです。

いつでも時間があると思ったら大間違い。いつ何が起こるかわかりませんから。

今、描く時間があり、描きたいものもある。なのにどうしてのろのろしているの?あーいじましい。。

人物画の教室の人たちに、時々言います。
「モデルさんのポーズが決まって、せめてどこから1番描きたいかを選んでくださいね。」
「足腰が痛くない方は多分立って描いた方がいいですよ。立って描いた方が大抵の場合いいんです。」
絵を描くに当たって欲があるかないかの指標でもあります。
欲を出して自分が描きたいものを見つけられる方がいいので…誰にも迷惑がかからず、ちょっと欲を出して絵を描くためのモチベーションを上げることは大事です。

私はそういうところは欲深かで、できるようになりました。
できないのは自分の絵を思い切って描きたい絵に組み立て直すこと。
まだまだです。そのための形、色、線、あるいは絵肌などを使って欲深く楽しめていません。

最近、そこがダメだなぁ。と思う。

自分の絵なのにどうしてやらないの?
やれば?

頭の中には見えかけているんです。結構しっかりとあります。
あとは表すだけ。

もうすぐだろう、という感じはしています。
まだか?
あまりにものろのろで呆れちゃう。
そんな時間が続くと自分にイライラしてきます。いけない。。ゆっくりのんびりでいいか。

ふとできる日が来るはず。昔の時代と違って今は50歳で老人というわけではないし。。

それでも、ちょっと気持ちを張って行こうと思います!

下の画像は昨日事務仕事が終わったあといじっていたま モチーフ…触り過ぎて花も、桃も傷めてしまいました。