平成最後の日展巡回展は岡山!

昨日から岡山に日展が巡回しています。

なんと19年ぶり。
東京、京都だけだった日展が1948年に岡山に初めて来ました。
戦後間もなくのまだ焼跡も残る苦しい時代、大変だったはずですが日本人の心は豊かですね。西に日展が来るということで大変な反響があり、当時の天満屋が会場となって岡山駅からは結構な距離があったにもかかわらず、数珠つなぎの行列で会期中、23万人の入場者でした。東京展を上回ったそうです。。

見る方も飢えていたんでしょうが、それにしても素晴らしい事業を岡山はやった。
その背景には私たちの先輩である作家の努力があったのです。作品を制作し続けていた。唸ります。。

現在、岡山では院展が毎年天満屋でお正月に開催され長くなり定着しましたが日展も実は素晴らしかったんです。

日展の巡回展は今回10回目。
28日まで3週間。
県立美術館で洋画と彫刻、お隣の天神山文化プラザで日本画、書、工芸の5部門全てが展覧されています。

当時より地元とともにあった山陽新聞社の140周年の記念事業となって実現されました。山陽新聞社は日展よりもうんと歴史は長い。
力をいただき本当にありがたいことです。

お近くの方、東京まで行かなくては見えない作品がたくさん来ています。
できるだけ多くご来場をいただけることを祈っています。

お時間がありましたらどうぞ見てください。
岡山は、岡山城や後楽園、倉敷美観地区の大原美術館など見所は満載です!果物も美味しい岡山!ぜひどうぞ!!

平成最後の日展巡回展、6会場のトリは岡山です。

よろしくお願いいたします。