重い存在

座像   川上一巳   80号  1972年の油彩
座像 川上一巳 80号 1972年の油彩
私が学生の時から長く教えていただいた川上一巳先生が89歳で今朝、亡くなりました。

一水会、日展で人物画を発表され続けましたが、80歳を機に一線を退かれ、その後は子供達の絵を描かれたり、一人信州スケッチに旅に出られたり、教室で教えられたりとつい最近まで絵のことだけはとことん厳しい先生でした。

私は教えていただいた人達の中で一番末の者。先生は重い大きな存在で多くを学びました。
ご冥福を祈ります。

今年は改めて喝を入れられた年。
まだまだ生ぬるい。こんなことではダメ。
と思っている矢先の今日のこと。

多分仕事が変わるな。。と思っています。
与えられるものがたくさんあり、それは今の世の中のつまらないものも知りたくもないようなものも含めてたくさん。片方では神様が考え、与えてくださっているとしか思えないようなことまであります。

人間に生まれ、今の時代を生き、たくさんのものを与えられ、何を拾うか、それだけは自分の選択であり、責任でもある。

選ばないでもあんなにもただ野に咲く花たちは美しい。一輪一輪、小さな蕾からなんであんな完璧な美しい花を咲かせるのか。。栗の実が花からなぜあんな実をつけることができるの?きっと素晴らしいことなんです。
人に生まれて、その運命は変えられない。
できる限り精一杯、自分の花を咲かせよう。

何が大事なものかは分かっている。その積み重ねが自分を作るし、絵を作る。
揺れるのは構わないから行きたい方へ真っ直ぐ進もう!!

忙しい1日でしたが、そんなことを思いました。

1つ、どうしても年末に伺いたかったところへは行けなくて、事1つ後に回りましたが必ず年初めにと思います。