不透明水彩 ミニ講座②

不透明水彩 ミニ講座 その2です。

今回は問い合わせや、教室での躓きの最も多いもの、
「背景など広い面積を描いていく時、好きでないムラができる」
ことについて。。

このことは初心者だけではなく、何十年もやっている私も未だにあるんです。
理由は水も絵具も足らないからです。

明るい色の場合は特にお水だけ多かったり、絵具の白が少ししか使えていないから嫌なムラができるのです。
絵具の白をしっかり使ってもちろんそれを紙の上で気持ちよく筆で伸びるように水も結構たっぷり入れて描いてみてください。
そうするとムラは無くなります。
それに関係することですが例えば花を描く場合、意外と葉っぱや花と背景を分けて(避けて)描く人がとても多いです。かわして。。というか。

細かい葉っぱの周りの背景をかわして背景を描いてしまうと後で背景の色で描いた葉っぱのすぐ近くを細かく塗っていかないといけません。
それはとても面倒くさいし、時間がかかります。そうした作業は作業であって、絵を描くことから気持ちが離れます。
大きな損です!
ではどうするか、背景の色を葉っぱや花に少し被せてぬってしまっておく。これが絵を描く気持ちを削がない方法です。
思い切って背景の色を被せるほど内側にはみ出して塗るべきです。
それから後で葉っぱや花を描く。そうすると筆も生きるし対象と背景の隙間ができません。

お試しください。
以上、不透明水彩 ミニ講座②でした。
さて。。

昨日もその前も午後からなぜか曇ったり雨が降ったりという日が続いて午後のアトリエが暗い!

だから今日は朝、少し描きました。
昨日、娘がお友達と遊びに行く前、モデルをしてくれました。
リップクリームなどつけて少し女の子しています。いつもより大人びて見えました。
それを今朝、少し描き描けました。3号の油彩。