先月、22日個展初日に高階秀爾先生が会場に来られました。このことは少し前のブログに書きました。
その時、あまりにありえない状況で最後までご本人と信じられず、ご挨拶もろくにできなかったのですが、その後のことを少し。
ホテルに帰って、高校生の娘に高階秀爾という偉い方が来られたことをメールしました。
娘は絶対にこの方を知らないだろうという前提でです。
そうすると、「あ!!お母さん、その人のこと今、現代文でやってる!!」というのです。こちらもびっくりしました。
著書「西洋の眼 日本の眼」は有名ですが、その中の一節、「間の感覚」という文章が現代文の教科書に載っていて、娘が今まさに勉強中でした。
ここからがまた奇跡のような出会いで、「間の感覚」の文章を読んでみたのですが、若いころには難しかった文章だし、読んでも上滑りしていただろうこの文章が、まさに今私が心に引っかかっている絵のことに重なるのです。
絵にも「間」が重要だと感じていますが、日本人にはとくに感覚としてある様々な「間の感覚」がまことにわかりやすく文章化されていて、私にとっては自分の今の仕事をはっきりさせる上で絶好のタイミングでの出会いとなりました。
普段、新聞も読まず、ほとんどテレビも見ないような人間に、ご本人に出会え、娘が現在進行形で勉強している文章を私が読むことができるなどとは奇跡です。何か大きな存在がお膳立てをしてくださったかのようです。。。
ここ最近、奇跡のようなことが連鎖しておきます。
偶然などではない。
個展に来てくださりいろいろとお話をいただいた笠井誠一先生と高階秀爾先生は同い年で、大学は違うものの、接点があるようでした。どんどんつながっていきます。大きな絵の世界の私の好きな場所に連れて行かれるような感覚を覚えます。
メモしておかなくちゃ、と思って絵日記に書くことにしました。
そして、外からの刺激は十分に受けエネルギー充填されたためか、今度は今内側から湧き出るものがあります。
今までで一番強烈です。
度々、こういう感じはあったのだけど、これほどのことはなかった。
今までぬるま湯につかっていた。。。
きっとこれからの仕事はもっと確かなものになっていくように感じています。
画像は昨日から始めた静物。
小さい3号の絵です。もう少し林檎を小さくしよう・・・
あ、それから昨日夕方、地元の山陽新聞社からお電話がありました。
来年一年間、月に1点新聞に絵を掲載していただけることになりました。
有難いことです。
がんばろう・・・
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F.Tokuda (土曜日, 08 12月 2018 23:08)
私、山陽新聞の購読者なので、来年、毎月どんな絵が載るのか楽しみです。そして、仲間達に宣伝、自慢するのを、手ぐすね引いて待ってます。