日展(2018)は挑戦できました。

日展の制作が終わり、昨日発表がありました。

今年も飾っていただけることになりました!!

 

私の今年の絵ですが、画像はそのエスキースの部分。

思いついた段階のものをざっくり描いた覚書のような絵。

 

昨年まではどれだけいろんなものを省いていけるか。。。というような挑戦をしてきました。

 

今年の制作では絵の抽象化、そして色の構成がしたいと考え、そういう感じを目指しました。

一水会の絵ももちろんそういうものを描きたかったのですが、仕上げの前に気持ちに波が立つことが多く、どういうわけか頭で描いているようでなかなかうまくいきませんでした。ギリギリ救われたのは130号を切って120号に張り替えてなんとかなった(気がした)こと。

 

今回の日展では、言いたいことを少し言いかけることができました。

 

今年になって新国立美術館で取材。モデルは娘。娘と今回は目的を持って出かけました。そして、帰って1日でこれを描き、それを100号にしました。

 

途中、雑念が入り具象に戻りかけました。ギリギリまで何かが違うと思いながら仕上げまで進んで。。絵がもう出て行くというその前の日、

 

これではだめ。構図は同じでも言いたいことが消えてしまった。

何をやっているの???

 

と、ほとんど人物は描き替えました。

仕上げるというより、エスキースまでやっと戻ったといったほうがいい。やっと、、なのでまぁ粗い仕事になりましたが、「色の構成で、パッと見て抽象に見えるような絵を描きたい。」と思っていた最初の挑戦は何とか出来た、できかけた?ように思います。

 

入選できて本当にほっとしています。はー…よかった。

 

今年この絵を描いて一番よかったのは「スタート」のような絵ができたこと。

今まではその年がそれまでの精一杯で次の年はさてどうなることか。。。という感じでしたが、今年の絵はこれからいくらでもいろんな絵が描けそうに思います。スタートのような絵ができたことはとても安心のできることです。きっとこれで安心して、挑戦できるのだと思います。

 

次も一水会、日展と大きな絵でも必ず挑戦して、前に進みたいと思います。