一水会の作品が出て行きました。

先月末、ようやく一水会展の出品作が出て行きました。画像は真ん中の部分。ここを切り取るといつも描いているような絵です。

今年は制作がとても大変でした。
制作真っ只中に義母が倒れ、締め切りの日の1週間前に亡くなって葬儀などのバタバタの中、気持ちも絵の方に集中できる時間も十分でなかった上にいつもより大きなサイズの作品を仕上げなければなりませんでした。

おおらかに大胆にいけたらと思っていたのですが時間が少ない割に気持ちが乗り切らず、とにかく絵を完成させたいと思って、冷静に。。。といつもより感覚に任せて行くわけに行かずに逆に筆数は多くなってしまいました。
ドツボにはまる。。。というところを久しぶりに経験したようなそんな気もします。

ですが、新しく、飛んでいるような絵にはなりようがなかったのですがおとなしくまとまってはいるので、まずセーフ。。。といった感じ。
新しい試みとしては
100号ではなく120号という絵のサイズと形であるため、人物をどの大きさで入れるか。。ここを少し考えて制作しました。
できた絵は画像の上と下に大きく空間があります。
つまり、人物画という感じが薄くなって空間の中の人物画、あるいは人物のいる空間という雰囲気になりました。
おとなしい絵ではありますが、ひとつその部分を試みられたことは意味のあることでした。もう一歩先に進みたかった思いは残りましたが、これはこれで精一杯の作品です。

この絵が出て行き、次に取り掛かっているのは100号の日展の絵、グッと抑えていた私のおとなしく無い絵描きの部分が今、ムクムクと出て来ていて、今、制作は楽しい。

このまま、抑えないで綺麗におとなしくまとめる方向に行かず、ちょっと大胆で暴れたように見えても気に入った部分は残してそこに合わせて仕上げてみようと思います。
引き続き、一水会の招待券がまだたくさんありますので、差し上げます。ご都合が合いましたらお運びください。

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