いろいろ試してみる。

今日はこの前描き始めた風景の続きと人物を描き始めました。

しばらく、小さなものは絵具の厚みをなるべくつけない、均一な厚みで描いてきました。

ある意味冷静な描き方で、間違わなければ成功しやすい。
ですが、も一つ何かが足らない。。。
わかった。。変化だわ。
絵は変化がある方が絶対に面白いと思います。
絵具の厚みにも変化がいった。。。
構図の色面の広さ、線や面、明度、彩度、マチエール、絵具の厚さ、全てに幅がある方が面白い。
例えば、キャンバスのままのところ、おつゆだけの場所、筆で潰したところ、タッチを入れたところ、ナイフで絵具を置いたところ、削ったところ、絵具の上におつゆをかけたところ、細い線のようなもの。
全てが入るべきところに入っているとそれは面白いと思います。
こういうことを、少しずつ小さい絵で試しながら大きな絵に取り掛かります。良い影響が出ると良いなぁ。

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コメント: 2
  • #1

    Shizuka.N (金曜日, 04 5月 2018 11:25)

    山本先生はいつも漠然と思っていることを言葉に変えてくれるので、貴重なご指導ありがたく思っています。良い絵の魅力は豊かさと思っていましたが、言い方を変えれば変化の集積なんですね。
    絵は我が身の研究ですから、こだわりどころを見つけたら、失敗を繰り返しながら描き続けてゆけば、きっとキラリと光る一枚が出来るかもしれませんし、必ず次の課題が見えてくる、尽きない魅力のある世界と感じました。

  • #2

    山本佳子 (月曜日, 07 5月 2018 19:53)

    Shizuka.Nさま

    わー、こちらこそ私の気持ちを素敵な表現で言い換えてくださったような感じがします。
    とても、気持ちが上がりました!
    ありがとうございます!!

    これからもどうぞよろしくお願いいたします。