構図だけとってずっと放っておいたイタリアの風景を今日は2点描き始めました。
ここはグレッチョという小さな美しい村です。
村の中も素晴らしかったですが、散策して少し離れたところから振り返り、この場所を見つけた時、あ、これは描きたい…と思いました。
その場では雨が降ってきそうだったので小さなスケッチをしたのみでしたが、そのスケッチも気に入っています。
やはり、現場でスケッチする時間、見続けるということが大事だとわかります。
空の色はどんよりで雲が画像には写り込んでいるのだけど実際に描いたスケッチには描いていません。そんなものは感じなかったから描かなかったのだと思います。
このあたりも、スケッチがなければ画像を当てにするしかなく、余分なものを描いてしまいそうです。
もう1点はこちらも美しい村でした。
スケッジーノの路地。
イタリアにはこういう美しい細い路地がたくさんあって、そんな場所を歩いているとたまらなく絵が描きたくなります。
路地は実は小さいころからお腹が痛くなるほど好きです。
細い裏道とか家の間の細い通路とか…探検していたのは小学校のころ…。
今考えるとよく叱られなかったなと…。
そういう好きとはちょっと違いますが、こんな路地を見つけるためにイタリアに取材に行くようなものです。
風景は構図がとても大事。もちろん他のものもそうですが、構図が決まると成功したような気になります。この絵はどうでしょうか。うまくいきそう…
もう1点描き始めたのは昨日、教室に持って行ったモチーフの中のひとつ。
小さな可愛い花束。
今の季節らしくパンジーが主役です。
庭に出ると、寒さに負けず、パンジー、ビオラだけはきれいに咲いています。
昔はそんなに思わなかったのですが、とてもかわいらしい花だな…と思います。
白いのはスイセン。花を描く場合、小さいものだとこのくらいまで描いておきます。これは3号。乾いたら、もう少し加筆します。
もう2月も10日…早いものです。あっという間に春が来ます。
桜もチューリップ模索し、すぐにバラの季節へ移ります。楽しみです。
そして夏になる…今年の大きな絵はもう何となく決まっている。
しっかり描きます。
10月は、イタリアにまた行く予定です。11月は個展。
よし、どんどん描こう!!!
コメントをお書きください