絵描きの日常です・・・

個展を終えて、絵描きの日常が戻りました。

今年は娘が受験生なので母親もしっかりやらないと…

今日は進学説明会。

 

昨日やっと50号に手を付けました。少し冒険をしてみるつもりです。

今年の制作は自分としてはよかったのですが、もう少しなんとかできた部分もあると感じています。

それを少しやってみようと思っています。

上の画像は描き始めの50号の部分。

下は土曜日の人物の教室で描いたもの。

顔も描かないでここでやめるのは少し前ならしなかったことですが、こんなのも面白いと思っています。

ここであえてやめてみよう。

 

とてもかわいいモデルさんだったのですが、そのかわいい顔を描かないことで絵の構成や、色、雰囲気すべてが「それだけで特別な意味を持つ顔」に邪魔をされません。

 

こういう絵も好みです。

 

教室でもお話をしました。

何を描きたいのか、何を表したいのか。それが最初ははっきりしているのだけど、描いていくうちに顔を描かないと…ということが出てきて、そのために良い雰囲気を壊してしまうことがある…と。もちろん顔を描きたいと思うときにはしっかり描けばよいのですが、毎回、本当に顔を描かないといけないのか、例えば手の指の爪まで描くことが必要なのか・・・それは自分に聞いてみないといけません。

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コメント: 4
  • #1

    ねこぱんち (月曜日, 27 11月 2017 15:38)

    先日の人物画で 先生が手を入れられるところを
    見ることが出来まして、
    一筆目の 色に正直申しますと 驚きました
    (顔の影としては私は考えもしない色でしたので)
    筆が進むにつれ、絵のイメージが
    そうだ!という方向に グイグイと
    収束していくと思いました。
    色と形とトーンと感覚と計算と
    何を描くのか。何がしたいのか。
    どうしたいのか。
    という事を いつも考えさせて頂く授業です。
    ありがとうございます

    この50号の始まりは ドキドキする感じです
    なんだか 先生が 飛び石を ひとつ ポン!と
    跳んだ!というような描き出しです

  • #2

    山本佳子 (月曜日, 27 11月 2017 16:10)

    ねこはんちさま

    ありがとうございます。
    影を入れた、一筆目、どうやったか思い出せませんが…
    影はある意味自分の色にできるところです。こういう色を感じるなと思うと、その色近付けるようにしています。

    50号ね、思い切ってみます。でも、何も手がかりなくしているのではなく…絵を考えて生きていますと他から手がかりになるものが目に入るんです。
    あとは試すこと。…この繰り返しです。
    自分なんてたかが知れています。でも、ハッとするものに出会ったら動く。それは大事にしたいと思います。

    また、来年会いましょうね!元気でやる気満々で会いましょう!!

  • #3

    ふたたび、ねこぱんち (火曜日, 28 11月 2017 23:17)

    >自分なんてたかが知れています
    ってすごい言葉だなぁ・・・なかなか出てきませんよ。
    言ってみたら
    肩の辺と 気持ちもチョット楽になるようで
    時々 忘れずに言ってみます。
    ( *´艸`)自分なんか たかが知れてるんだよなぁ・・・・

  • #4

    山本佳子 (水曜日, 29 11月 2017 11:12)

    ねこぱんちさま

    ありがとうございます。
    いえいえ、、、実はこれも先輩からの受け売り。
    自分が、はーーーと思って聞いてきたことは何となく気になって残って、気を付けるようになっています。
    前を行く方たちの思っていること、考えていることの中にはたくさんハッとさせれらることがあります。
    「自分が考えてやっていることなんてたかが知れている、自然をお手本にしなさい…」と言われたと思います。
    自分が何者なんだと考えた時、そりゃ、感動をいただいている目の前の対象のほうが勝っていると思いますもの。まずはよく見て感動して描くことが大事ですね。預けて描いてみるのは楽なんですよね。。
    それを重ねていくと、やってみたいと思うところで冒険できるようにもなります。
    まだまだですが、どんどん描きます!!!
    一緒に描いていきましょう!!!