庭のバラを描きました。

昨日仕上がりました庭のバラは6号。

画像は部分です。

これは月刊誌の一枚の繪、来年の2月号に掲載される予定です。(今日が締め切り。。。はー、間に合ったわ!)

 

今回はプロセス付きで載せてもらえるようです。油彩画の描き方についても少しありますが、絵の描き方や取り組む心持みたいなものをコメントしてみました。

 

油彩画は水彩画と違って、乾くのが遅いところが大きく違いますが、絵具が長い時間動くのでより修正がききやすいのが特徴でもあります。もちろん乾くと下の色が溶けたりしません。

 

花を描くときの自分に合った描き方はここ数年の間に少しずつ確かになってきました。他の表現方法もたくさんあるのですが花を描くときはとりあえずそのままで美しいので見えたように素直に描いてみるのが好き。その時、その時のモチーフとは一期一会です。

 

花は次々と咲きますし、長い時間その姿をとどめていてはくれません。

油彩の描き方の中では風景の写生のように最も早く描く描き方を選んでいます。まずは感動したその姿を感動と一緒にそのまま描いてみたいという気持ちが強いので、自然にそうなりました。

 

例えば風景のスケッチに出かけて、その場の空気、その時のお天気なども含めた絵を描くときは一番早い描き方をしたいと思います。

そんな感じ。その瞬間を封じ込めたい。

 

それとは逆に、同じ風景でも何百年もその場で動かないでその姿をとどめているような雰囲気ある重々しい建物のある風景を描く場合は、できるだけ時間をかけて描きたい。さらっと描いたのでは表現できないものがあるように思います。

 

油彩は絵具の種類も豊富。そして技法も複雑ですが自由がききます。

どんな使い方をしても描く人の自由。描きたいように使えます。

使い方は基本がありますが、それを押さえ、それぞれの特徴を知っていれば表現の幅を無限に広げてくれます。

 

絵って、飽きるわけがない…そう思います・

面白すぎる…

 

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コメント: 2
  • #1

    kako (土曜日, 25 11月 2017 06:10)

    山本様
    大阪市立美術館での一水会展を、昨日観てきました。
    会員佳作賞受賞の「夏のアトリエ」、とてもよかったです。
    日展の作品はゆっくり鑑賞できなかったので、その分、この絵はたっぷ
    向き合えました。会場の照明もよかったのか、白が素敵で、額のひかえめで優雅な金色も、娘さんの輝かしい未来を予感させるようでした。
    これからも頑張ってくださいね。

  • #2

    山本佳子 (月曜日, 27 11月 2017 09:22)

    kakoさま

    コメントとてもうれしいです。
    ありがとうございます。
    見てくださる方があって、とても励みになっています。自分の仕事が誰かの目にとまり何かを感じていただけるということは本当にうれしいことです。
    娘を描いていて、明るい未来であってほしいと祈るような気持ちがあります。

    これからも頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします。
    ありがとうございました。