日展の制作と個展の準備

11月6日から東京の銀座ギャラリー一枚の繪にて2回目の個展を開催させていただく予定です。

 

それに向けてまだいくつも描きたい絵があります。

 

画像は急きょ、仕上げつつある一水会展出品作の制作前に描きかけていたエスキース。

15号です。

個展の案内状になる予定です。

 

15号というサイズで全身を入れるのはとても難しい。どのような感じに仕上げるかも難しい。

100号はナイフも筆も選べますが、15号は限られるし、描き方も小さい作品ともまた100号とも変えないと無理です。

 

月、火と東京から帰って2日間、100号を触りたくて費やしてしまった。

こちらの15号は1日あれば仕上がるだろうと踏んでいたのですが、送らなければいけないぎりぎりの昨日、仕上げようとしたらなんと雨。

 

真っ暗・・・

 

こんな最悪の状況で絵を描いたことこの前の台風の時以来だ…

 

でも何とかしないと仕方ないので電気の光で描くことに。

アトリエは美術館で使われる蛍光灯が付けてあるので色味は変わらないのだけど、やっぱり不自然。

 

何とか頑張って、ここまで描きました。

何とかなった。もじもじなりがちなのですがそこは何とか潔く描けたように思います。今日は昨日よりは明るい。これで少しだけ描いてサイン入れよう。

日展の絵も、なんだか最初の楽しい時期に戻って描いています。

背景、手、顔、頭、を描き変えています。

絵具が厚くなってきたので、一水会展の絵のようにはいかないのですが、次の段階に入りました。

 

画像は今年であった秋篠寺の仏像「伎芸天」。芸事を上達させることで篤く信仰を集めてきた仏像です。

 

奈良に今年行って、最終日に雨が降って立ち寄れたお寺で感激の出会いをしました。

昨日、あるきっかけありました。そして、この仏様が今描いている日展の絵にヒントをくれました。有難いことです。

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コメント: 4
  • #1

    金山三太郎 (木曜日, 28 9月 2017 09:18)

    いつも溜息の出るような絵を見させていてだいております。
    男性の私が見ても、本当にステキです。
    モデルさんの内面が伝わってきます。
    参考にしたいのですが、私からみたら夜空の月のように遠く感じます。
    私は高校時代の美術部(ほとんど遊び部)を復活しているだけ…相変わらず遊び部です。
    私の記憶では貴女の絵が「一枚の絵」に載ったとき大久保佳代子さんと同じ本であったのでは。
    日展では拝見させていただきます。

  • #2

    山本佳子 (日曜日, 01 10月 2017 07:59)

    金山さま

    いつもありがとうございます。とてもうれしいです。
    夜空の月・・・美しくたとえていただいて…

    絵が好きだった方が再び描かれ始めると本当にすぐに上達されて、気持ちも環境も入り込まれ、素晴らしい絵を描かれます。
    きっと金山さんもそうなんでしょうね。

    このブログと一枚の絵に作品を載せてもらえるようになって日本中に私の絵を知ってくださっている方が増えていきます。
    金山さんのようにこうやって、コメントくださる方もあって、私は今とても幸せです。
    もっともっと感動を伝えていきたいと思います。
    今後ともよろしくお願いいたします。
    日展ももう少しで仕上げて送り出します。頑張ります!!

  • #3

    (火曜日, 03 10月 2017 20:07)

    この仏像の絵が一水会展にありましたね。
    小島弘子さんという方が描いておられましたね。
    響きあっているのでしょうね。
    日展が楽しみです。

  • #4

    山本佳子 (水曜日, 04 10月 2017 23:19)

    文さま

    そうでしたか・・・私はその方の絵を見逃してしまっていました。
    あー拝見したかった。

    そうですね。本当に重要なところでいろんなことが繋がって、絵を描かせていただいているような気がします。
    日展の絵も少し違うものを感じますが、一水会の絵と負けず劣らず表現は出来たと思います。
    またよろしくお願いいたします。