上手くいったり、いかなかったり

上手くいっている方の絵は10号。画像は部分です。描きはじめですが、今のところ順調。上手くいかなかった方は、また明日良い方向へ行くでしょう。

 

どういう絵が描きたいかと聞かれたら、絵を描く私は、弱くても強く、やさしくても厳しい絵を描きたいと答えます。

 

大きな公募展で勝負するような場合、強くて厳しい絵が取り上げられることが多いと聞きます。そしてそれは本当のことです。

でも私は弱くて、柔らかい雰囲気の絵がそれに劣るとはちっとも思いません。展覧会場にはむしろ優しい方よりの絵がもっとたくさんあった方が癒されると思うのですが…。

 

ただ、弱いのと甘いのとを勘違いしてはいけない。もちろん勘違いされてもいけない。

 

厳しくて強くてはっきりしていて堂々としている絵を描きたい方に任せて、私は、やさしい方の絵を描きます。

絵を見てくださった方のうちどなたかの心に安らぎや、やさしい気持ち、清く、前向きな気持ちを抱かすことのできるような絵を描けたら本望です。

 

絵に対する気持ちは私、強いと思う。…今日の独り言でした。

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コメント: 2
  • #1

    はる (火曜日, 05 7月 2016 23:56)

    そうですね。会員に推挙された時に一番思ったのは、これで人と争わなくていいと安堵したことでした。目立つ絵、強い絵、勝負する絵、を目標にしていると次第に自分の絵が違った方向へ行くのを感じました。淡々と日々描いてゆく、それが一番いいように思います。

  • #2

    山本佳子 (水曜日, 06 7月 2016 09:12)

    はるさま

    そうですね。私も会員になった時、そう思いました。
    会友では展覧会場に展示されない可能性もあるので、やはり勝負しないといけない。展示されないというのはつらいですから。

    ほんの数秒で決まる審査であれば、引いていくような絵より、迫ってくる絵の方が選ばれるのは当然かと思います。
    勝負してくる絵が展示を締める数が多いほど、その公募展全体がそういう雰囲気の会場になります。
    展覧会を見に来られた方が「疲れた。」という感想が圧倒的に多いことは重大な問題と思います。

    どうしてでしょうか。はるさんの所属される団体の展覧会は穏やかな気持ちで歩けます。ゆっくり見たい気持ちになりました。

    …絵描きは「淡々と日々描いて行く」それが一番いいですね。答えだと思います。
    コメントありがとうございます。