この土日、横浜で静物画、東京の青山で人物の特別教室をしてきました。明日から定期テスト(この母親はまずいですね…)の娘も荷物持ちのお手伝いでついて来てもらってしっかり頑張ってきました。
不透明水彩の魅力を何とかお伝えしたくて臨んだ教室でした。
不透明水彩=修正できる=自分の絵を作ることができるようになる
結局そういうことを伝えたかったように思います。感動をできるだけ早く表現するためには上手くいかない部分をえいやっと修正することが必要になることがたびたびあります。
それが可能な画材の1番の優等生は不透明水彩だと思っています。
せっかく岡山県以外で教室をさせてもらう機会を頂いていたのに、横浜は教室の写真一枚も撮らなかったので「あらまあ、しまった。記念になったのに」と娘と話していました。
翌日も私はまったくそれを忘れていましたが、娘が撮ってくれていました。
充実した2日間でした。
デモンストレーションも初めて教室でやってみました。
描きはじめ、10分くらいでしょうか。4号にクロッキーのように色で描きました。修正ができるということを証明水ために下描きはなしで、はみ出ている色を消しながら描きました。
なにせ基礎のお話、そして画材のこと、不透明と透明の違い、アクリルとの違い…時間が足らない。最後は色鉛筆(これも皆さん興味津々)まで登場し、どれだけ早く描けるか、よーいどん!みたいになったけどちょっと見ていただいてすぐに皆さんに4ポーズほど描いてもらいました。
せっかくとっても美しいモデルさんが来てくださっていたものですから・・・。
お陰様で本当に充実した教室となりました。遠い方は福岡から…みなさん、お疲れ様でした。
教室の時間が終わっても、なかなか引けそうになかったので次の教室が入る部屋を移動してロビーで1時間延長教室。
ご満足いただけたように思います。もっと、自分で苦しみ、楽しんで絵を描かないといけない、それを知っていただきたいと思っているんだ…と伝えたかったことに改めて気が付きました。
教室は絵の描き方を1から全部、教えて描かせてもらうところではなく、時間ときっかけをもらって自分で描くことを補助するもの。教室に行った方が自分が絵を描きやすくなると思えないといけません。
もっと言うなら…講師も絵描きだ。私も皆さんも一緒になって描けばいい。苦労したりうまくいって喜んだりして、私が先頭に立って絵を描けばいい。
そんな風にも思っています。
まま、今回の教室はやって、とってもよかったと思います。
さて、昨夜帰ったばかりに電話で突然のオファーがあって水彩や油彩の作品をいくつか今週に準備しなくてはいけないことになりました。29日がまた東京で絵を持って行かないといけないのに…。アトリエを探してみましょう…。
あるのかしら。描いているのを忘れているので結構出てくるのです。
コメントをお書きください
Fujikawa (月曜日, 23 5月 2016 13:32)
静物、人物ともに期待通りいえいえ期待以上のすばらしい講座でした。
ありがとうございました。
不透明水彩の魅力、十分に伝わりました。修正ができそれによってどんどん自分の絵を作っていくという先生のお話心に響きました。
先生の描かれるところを見せていただき その潔さは感動ものでした。いつも自分がいかにちまちまと絵を描いていたかを思い知らされた瞬間でもありました。修正可能な不透明水彩でなら自分も潔い筆使いができ生き生きとした絵が描けるようになるのではという大きな期待を持たせていただけました。これからは数多く描き修正に修正を重ねるということをやってみようと思いました。今日は早速鉛筆の下書きなしに人物を描く練習をしてみました。なんとできました!!!出来はどうあれ鉛筆下書きをしたと同じ程度にはできました。下書きをしてそれに縛られちまちました絵になるということは避けられそうです。うれしくなってしまいました。修正ができるなんて不透明水彩本当に楽しいです!
私の絵も変わって行けそうです(笑)またぜひぜひ東京で開催してください!先生本当にありがとうございました。
山本佳子 (月曜日, 23 5月 2016 16:26)
Fujikawaさま
まあ~なんとうれしいコメントでしょうか…
おひとりでも、おふたりでもそんな風に思っていただけたら私は遠いところで教室をさせてもらった意味があったというもの。
終わってすぐに良かった…とは思いましたが、今再確認で本当にうれしいです。
そうですか、下描きなしでやってみられましたか!!!
そうなんです。下描きなど本当にしたいかどうか、それも怪しいもの。しないで済むならそうしたほうがいいですよね。
まだ、魅力を伝えきらなかった方や乗り切れなかった方も多くありました。その方にまたゆったりとお伝えできる機会があるとよいなと思っています。もちろん、藤川さまのようにさっと乗ってこれた方とは次は一緒に描きたい。
そんな思いです。
ぜひ、変わってください。もう自分で変われます。
絵を描くことはそこが楽しく、また苦しく、それだから面白いところです。
また、ぜひお会いしたいですね。こちらこそありがとうございました。
山本佳子 (月曜日, 23 5月 2016 16:29)
そうそう、疲れていない、今日も頑張るぞ~と思っていましたが、ヘロヘロにつかれていました。お昼寝2時間もしてしまった…。
ま、こんなコメントいただいたから良しとします。
気持ちよかったです。久しぶり。
マルイ (火曜日, 24 5月 2016 07:34)
フジカワ様 私も2日、行きました。お会いしているのですが、どなたがフジカワ様か存じません。失礼とは思いましたが、一言お伝えしたくて
マルイ (火曜日, 24 5月 2016 07:54)
フジカワ様。うまく送れなくて、途中で切れてしまいました。すみません。全く、全く同感です。
山本佳子 (火曜日, 24 5月 2016 08:39)
マルイさま
お疲れ様でした。きっとあまり教室へは長くいかれないでもともと絵をご自分で描かれていたと思われるマルイさま。
やはり、ご自分で絵を描かれていました。達者でいらっしゃいました。
藤川さまはど真ん中で真正面からモデルさんをお描きになっていらっしゃいましたね。
画像はお顔がわからない程度に処理してアップさせていただいていますのでなおわかりにくいですね。
本当にありがとうございました。メモスケッチと制作は違います。メモスケッチは日常的に感動をメモします。マルイさまはいつもされていることです。ぜひお続け下さい。
2日間、ありがとうございました。
Fujikawa (火曜日, 24 5月 2016 08:58)
あれ?先生、私は初めはモデルさんの真正面にいましたが真正面は難しいので一番左に移りました。IQ2959さんの隣でした。
先生にきちんとご挨拶すべきでした。
あらためてよろしくお願いいたします。(笑)
山本佳子 (火曜日, 24 5月 2016 09:59)
Fujikawaさま
あら!失礼しました。一番左に移られたあの随分デッサンのできる方が藤川さまでしたか。
デッサンができ、優等生の方ほどそれが邪魔をするということがあります。私もデッサンをやればできる方なのでそれがどれだけ邪魔になっているか。
「君は描けるから…」と先生に言われます。それは決して褒め言葉ではなかった…。
お互い、苦しむところもありますが、うんと楽しみましょう。これからもよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
メールアドレスが公開になっていますが、構いませんか?マルイさまには私からお伝えします。やはり念のためそこだけ削除しておきます。
Fujikawa (火曜日, 24 5月 2016)
(管理者山本です。藤川さまのメールアドレスを保護するため移動しました。本当は2つ上にあったコメントになります。)
マルイさま
そうでしたか、マルイ様も2日間参加されていらしたのですね。
お互い名前だけで顔がわからずお話ができず残念なことをしました。
本当に得ること大の素晴らしい講座でしたね。
先生の絵が大好きで先生のファンの者たちはきっと意気投合すること間違いなしですね(笑)
絵の仲間が増えること素敵ですね。次の機会にはぜひいろいろお話しできますように!
文 (水曜日, 25 5月 2016 12:37)
21日横浜会場に参加させていただきました。
絵描きの先生に直接教えていただいたのは初めての経験でした。
確かに形も、色もあとから修正が出来るのは楽しいですね。
ストレスが少ないですね。
山本さんの手が大きくてしっかりとしている事に感心しました。
早速画材屋でジンクホワイトを買ってきました。
山本佳子 (水曜日, 25 5月 2016 12:56)
文さま
ありがとうございます。文さまがどのお方だったのか…後になって、たくさんこのブログを見て来てくださっている方がいらしたのに、皆さんのお名前くらい聞いておけばよかったと反省。
絵描き先生と言われるのも初心者で恥ずかしいです。
でも、たしかに個展の時に所属の一水会の先生に手をほめられました。
これからしっかり描ける手だと。
若いころはバレーボールをやっていました。しっかりしています!!
ストレスなど、余分なものはなるべく取り去って絵を描くことは必要だと思います。ぜひ、ちょくちょく触ってください。
ありがとうございました。