横浜と青山の教室

関東の方では…いや、岡山でもですが不透明水彩を教えているところも、不透明水彩の作品を見ることもあまりないようです。

 

水彩は身近な画材なのですが透明水彩とは全く違う性質を持っている不透明水彩については知られていない・・・というか皆さん使われているのにその存在を忘れています。

小学校で図画工作のセットに入っていた絵具はマット水彩つまり不透明水彩です。でも、学校でどのくらい不透明水彩の描き方を教わっているか・・・

 

大抵の小学生、中学生はきっと絵を描くといえば鉛筆できれいに下書きをしてそれに色塗りのように絵具をつけていったと想像します。

その色塗りが苦痛になった人は中学校くらいで一度絵が好きでなくなり描かなくなる。

そして、色塗りを終えるまで集中できた人はまあまあ嫌いにならなくてよい点を取れて終わった。けれどやはり一度絵から離れます。

いずれにしても、水彩はそう面白くなかったかもしれません。

それでも絵が好きで大人になって再び始めた方が、今度はもっと色のきれいな水彩画を見る機会があってそれが透明水彩ということを知って、透明水彩を始めます。画材も効果で色も確かにきれいです。

ところが透明水彩にはデッサン力、そして色を付けるには計画性が問われ、乾くのを待つ時間がこれまた結構いるのです。

まず絵を描くのに形が取れないこと、満足いかない下書きに色をおきはじめ、足らない時間で乾くのを待てないで置いた色が濁り、美しいと思って始めた画材は思うように操れず苦労する…

 

そんな経験が少なからず楽しいはずの絵描きの邪魔するのです。

 

そんな透明水彩をうまく描くためにも、そして、油彩にも直接通ずる描き方を勉強できるのは実は不透明水彩です。

絵は修正ができないと思う絵に近づける練習もできません。

修正を繰り返すことで(修正が自由にできることで)直接の絵の勉強になるのです。それができるのは不透明の方なのに…

 

そんな思いがずっとありました。

そして、それを岡山では教室でお伝えしています。教室では絵具の使い方(技術)はもちろんですが、目的は絵自体を楽しんで描くことが目的になっています。透明水彩の描き方を一度経験された方はそれを引きずられ、最初は苦労しますが、だんだん絵を描くことに集中してそこに力を注げるようになります。

 

そんなとっかかりの基礎の基礎を関東方面の方にもお伝えしたかったのですが、奇跡的に巡り会わせがあって実現しました。

NHK文化センターに特別教室の機会を頂き、今募集中。もう横浜はあと1名で満席です。青山は人物画基礎です。あと5名ほど空席があるようです。

人物画の方は人物画を描くときのポイントも簡単に含めながらモデルを見ながら不透明水彩で描いてみます。

満席になり次第、締め切られるようですね。ご興味のある方はお問い合わせください。

山本佳子の不透明水彩特別教室

 

きほんと静物の描き方⇒5月21日(土)横浜ランドマーク教室

                   ℡045-224-1110

きほんと人物の描き方⇒5月22日(日)青山教室

                   ℡03-3475-1151

 

不透明水彩は絵を描く楽しさをダイレクトに楽しめる画材なので絵を楽しみたい人はまずこちらを使う方が良いように思うのだけど…

それが何か伝わればいいなあと思っています。きっと透明と不透明の違いがよくわからない方のもやもやはなくなります。

 

お知らせをさせていただきました。

 

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コメント: 4
  • #1

    iQ2959 (水曜日, 20 4月 2016 20:58)

    5月の講座が待ち遠しいです^_^
    宜しくお願い致します❗️

  • #2

    山本佳子 (水曜日, 20 4月 2016 22:18)

    iQ2959さま

    本当に!

    直接絵を作っていく楽しさを最初から味わっていただける不透明水彩の面白さをお伝えできることを楽しみにしています。
    上手く日程が合いますように!!!

  • #3

    みお (月曜日, 16 5月 2016 13:22)

    日本橋三越本店の個展の際、青山の講座を教えて頂き、先ほど申込みました。最後の一席でした。良かったです。とても楽しみです!

  • #4

    山本佳子 (月曜日, 16 5月 2016 23:25)

    みおさま

    お忙しいところ個展にお越しくださいましてありがとうございます。
    ・・・出会いですね。
    教えることは本当に得意ではないのですが伝えたいという思いは強いです。気持ちを柔らかくしてお越しください。きっと何かは変わると思います。

    最後の一席でしたか。私もうれしいです。楽しみです。よろしくお願いいたします。