今年最後の教室

今日の教室で今年は最後となりました。

 

私も少しだけ描かせてもらいました。

美しい裸婦モデルさんでした。

 

モデルさんをよく見て感動してその感動を描く。そのときに自分の描きたい方向に向かっているかどうか答え合わせをするように描かないといけない。

 

自分の絵がどこに向かっているのか、どういう絵が描きたいのか、色も雰囲気もすべて含めて今の調子でよいかどうか。

受講生の皆さん、そして、モデルも務めてくれた若い画学生、本当に一生懸命描かれました。自分の絵の方向が見えたり、また余計わからなくなったりした方、どちらも成果が出たのだと思います。自分で動いたゆえの結果。

このクラスは来年開けてすぐに始まります。またやる気のある人が集まってきます。

 

 

「手法の上では西洋画も東洋画も徹底的に自由だ。」と言ったのは日本画家の故小倉遊亀さん。

自由になるためには手法が操れないといけません。

自分に合っている手法は何か、それは自分で試してみるよりほかないのです。試すことなく「私に合っている手法は何でしょうか。」と聞いても誰にもわかりません。

私も今、やっと求めて動くようになりました。わからなければ揺れてみなければと思っています。それでもわからなければより大きくぶれてみなければいけない。その時は失敗したかに思えても動かないよりはきっと正解に近い。そのくらいしても大したことはありません。

 

教室の皆さん、共に良い時間が過ごせました。ありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。

年末年始、筆をおいたままにしないで持って下さい。描けなかったら何度か持つだけでもいいですよ。

筆洗に水を入れて筆を持つと描きたくなるでしょう…。

どうぞよいお年を！！