今国吉を日曜美術館でやってました。
色々と思うことがあったけど1つ、絵のことではないけど気になったところがありました。
当時は『画家の生活と権利を守る組合』があったそうです。
そのリーダーを国吉がしていました。
守られないといけないのに組合があっても守られにくいのが、芸術家の生活と権利ということも言えます。
日本にはそういう組合があるのでしょうか・・・。
ありがたいことに私は主婦で(本人はまったく本気ですが)主婦の趣味みたいに自分の絵をやってこれていて、教室と絵がお嫁に行くことで画材と発表のための新幹線代くらいは何とかなっています。お嫁に行く絵は増えてきましたけど、それ以上に中央へ出掛けることも、絵を送ったりすることも増えてきました。描いた絵には額も付けないといけないし…。だからもしかしたらそれ以外の生活は芸術活動が本格的になるほど切り詰め切りつめになっているかも。
絵は描けているけど文化的な環境とはいかない。それでも、芸術活動だけは以前の10倍。だから満足できています。
ここまでこれて幸せです。
しかしながら、私よりうんと若い絵描きの卵さんたちは本当に大変だろうと思います。若い人もたくさんブログを見てくれているので書きますが、頭を下げてもいいから、かじれる脛はかじって作品を作り続けないといけない。作品を作る時間をお金に換えてはいけない。必ず確保するのは、制作の時間であって、そっちが優先です。
命にかかわること以外は、置いておいて絵を描かないといけません。
「絵を描くことは生きること…」今日も国吉の言葉にありました。
若くはなくてもきっと絵が好きな人たちがたくさんおられます。今まで絵を描くのを我慢する時期(ブランク)があって、やっと絵が描ける環境と気持ちが整った…絶対、描かないといけません。
環境が整っているって本当にありがたいこと。
毎日、できたら絵に関わって、筆を持って下さい。
私も、今日はお天気、今からアトリエに行きます。2日間皆さんと絵を描いたしそっちの楽しさは十分満喫しました。今日はひとりで篭ります。
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IQ2959 (日曜日, 20 12月 2015 23:55)
「作品を創り続けないといけません」というお言葉、心に刺さりました。
最近サボっていて家では描いていなかったので。ありがとうございます。
山本佳子 (月曜日, 21 12月 2015 08:24)
絵が大好きなことは人に負けるつもりはない私でも絵を描かない日が続くと絵を好きだったことを忘れかけるんですよ。
特に主婦は他にすることもあるので時間は余りません。絵を描かない日が続きやすいのです。そうすると絵を描くことがそんなに重要ではないように思えてきます。描けない日は自分の描いた絵を見るか、道具を触るなどして気持ちをつなげるようにした方が良いです。
iQ2959 (月曜日, 21 12月 2015 09:52)
家族の事で気になっている事あって 頭の中に絵の事を考えるスペースがありませんでした。道具を触るだけでもという特効薬、ありがとうございました。先生のお言葉にどんなに救われている事か!
でも心配事の霧も晴れたので、描きますよ〜 今日から。
山本佳子 (月曜日, 21 12月 2015 10:13)
よかった!!!
そうですね。私も家族に心配事があるときや体調がダメな時は絶対無理ですね。とても分かります。そういうこと、結構な確率で人生に何度かはだれでもあります。こればかりは仕方がないです。
心配事の霧が晴れた…やっと描けますね。よかったですね。
くみ (水曜日, 23 12月 2015 17:23)
11月は搬入が続き、まるで絵描きのように、朝食作り前にキャンバスに向かう日が続きました。
それが終わってからもこの調子で描こうと決めていたのに、やはり描かなくなっていました。
今、目の前には届いたばかりのたくさんのキャンバスがあり、時間もないようで充分あるじゃん!
山本先生にドンと背中を押された気分、生活の中にいつも絵があるように、ですね。
山本佳子 (水曜日, 23 12月 2015 21:43)
くみさま
そうですよ!!!!人生って本当にあっという間なんですよ。
でも、そんな短い人生…時間に必死になって…たかが知れていますが・・
何をかくそう、私が今、本当にそれを感じているんです。
描く時間があるのに描かないと罪悪感が…。それはずっと前からですが。
気付けただけでも本当に幸せです。
描く時間がある日は1分でも描きましょうね。