暗い

パンジー   SM  油彩
パンジー SM 油彩

晴れた!


と思って午前中、雨続きで湿気た枕カバーまで洗濯して調子に乗って庭仕事もしてしまいました。

でも、ところがです。
ガ~ン。
午後3時…もうダメ。

暗い暗い‼︎

絵を無理やり描くギリギリの明るさしかない。4時過ぎるとほぼ諦めないといけない暗さです。日差しを感じる絵の続きはとても描けそうにありません。

秋はこんな感じだったかしら?

とりあえず明るいかわいいお花を小さなキャンバスに描きかけてみました。
お仕事を持たれていて絵を描いている人は夜しか描けないし、電気の光で描かれますが、私はもうどっぷり主婦で昼の自然光で描くことが一番心地よくやめられません。こういう日はサッと諦めてしまう…。

・・・・・・・夜、また追加で更新しています。時々こんなことします。

今、図書館からいくらか図録を借りて来ていて、その1冊に前田青邨の画集があります。
絵をざっと見て・・・まずはへ~と感心します。
そして、後ろの方にこういうの(画集)は必ず、どなたか素晴らしい巨匠の言葉が載っているのでそれを読むんです。
難しい本はあまり数を読まないのですが、こういう図録の文章は凝縮されていて本当の絵描きの考えがうまくまとまっていて大好きなんです。
本当にあったことがたくさん描かれています。
たとえば・・・

この図録の場合は平山郁夫さんが書いておられます。
青邨の助手のようなことをされていたんですね。
ー「それっ」と言われたら「ハイ」と飛び出して、どこへといわれなくてもわかるーという感じだったそうです。いいなあ・・・

青邨はお弟子の絵をあまり見なかったそうですね。絵を見るより顔をご覧になったそうです。
それはどういうことかというと
ー自分でやるものだから、良い悪いの評価で一喜一憂するようではダメ、けれども絵は怖いという謙虚さ、たえず教えを請うという気持ち。この両面を持たないといけない。それで顔を見ているーということだそうです。

なるほど。絵なんてこうでなくちゃ!と思ってうなづいてしまいます。
面白い実話もいくつかあって、本物だなあ…と思う。非常に勉強になって、もう一度前の方の作品を見た時には最初に見た時よりもっと感動をしてしまいます。

さて、明日はミカンの会です。