途中でコピーブレイク中です。
チョコレートとコーヒー。まだ画面がガタガタしています。こんな状態をバルールが狂っているというのでしょうか・・・。
昨日は油彩を描いて、先日教室で使ったぶどうが、だんだん「もう描かないと腐っちゃうよ~」と言っているようなので、明日はまた新しいのを持って行くとしてこれを今日描いてみようと思いました。
教室の方が何人か見てくださっているようなのと、私も予習のつもりで描いています。途中を載せてみますよ。
下描きはあまりしないときが多いのです・・・。
みなさんが描くとしてもこのくらい以上は時間の無駄だし、せっかく色を使って描きたいと思っている気持ちを形をとることで使い切ってしまうのでこれくらいまでで…、できればほとんど鉛筆で描かないで!
私が愛用している筆はアルテージュのキャムロンプロ715フィルバートです。
画像は18号のサイズの筆。
細い筆も使いますが、今日描いたところはこの筆と10号の2本で済ませています。
向きによって補足も描けるので、あまり細いものは必要なし。
こんな感じで始めます。ざっくりです。はみ出しても気にしない、はみ出すことを遠慮して筆に勢いがなくなる方がダメですね。
ぶどうをまず何とかしましょ。明るい色のブドウは画用紙の白に頼らず、しっかりと白を混ぜて色を作ります。
さて、もう乾いたと思うのでもう少し描いてきます。
今日は、不透明水彩の良いところが出ました。絵の下の方は机上の布が落ちていた部分がありましたがあれから画面上には机の向こうの背景を描きました。丸テーブルでしたがそこは最初から四角なテーブルを意識。
上手に作れば実物よりも魅力的になります。
今回のような背景の変更は透明水彩ではなかなか難しいと思いますが、不透明水彩ならできます。
しかも簡単です。
4号のガッシュ、今日は1時間半ほどの制作です。
ぶどうは実がたくさんつきすぎていたら、間をいくつかはさみで摘んで少なくします。
そうすることで、間から軸が見えて息ができますね。
これも、私の先生の先生がやっていらっしゃったことらしい。
今のブドウはきれいに実が整っているのでちょっと間を抜いてその分はおいしいときにいただいてしまえばよいのです。
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Fujikawa (水曜日, 07 10月 2015 23:23)
制作過程を見せていただき 先生の個展会場でデモを拝見した時の感動がよみがえりました!
いいなあ・・・「私が目指しているのはこういう絵だ」とまたまた感じました。このぶどうの絵を拝見してすごく「愛おしさ」を感じました。先生の絵はいつも優しくあたたかいという思いでしたが
それに加えて「愛おしさ」があるなあと感じました。最近のバラの花の絵も本当に素敵でした。素敵なブログをいつもありがとうございます!
山本佳子 (木曜日, 08 10月 2015 09:37)
Fujikawaさま
うれしいです!!!
そうでした、藤川さま。思い付きでやってしまったデモ、初めてで何にもかっこいいところなしのものでしたが見ていただいてましたね。
でも身近に感じていただけたことだけは良かったと思っています。
それに、愛おしさがあるだなんて!!私はなんて心地の良いほめ言葉を頂いたのでしょうか。
こちらこそありがとうございます。
とても励みになりました。今日も頑張ります!
文 (月曜日, 12 10月 2015 21:11)
山本様
久しぶりにコメントさせていただきます。
不透明水彩画の製作過程が少し分かる内容でありがとうございます。
ガラス瓶の質感がなんともいえませんね。
ありがとうございました。
山本佳子 (月曜日, 12 10月 2015 23:19)
文さま
ありがとうございます。
制作過程を載せることはあまりなかったのですが、制作過程が見たいといってくださる方がありました。
確かに透明水彩に対して不透明水彩の技法書はないのです。これから時々載せていこうと思います。