覚書

個展の会期中、ある先生がお弟子さんを連れて個展の会場に来てくださいました。

ご本をいただき、詩を3つプリントされたものをいただきました。


その中の1つの詩が静かに強く心に響いています。


葎    


しづかなる夕に出でて、

ほのかなる道を 往き来きす。

かそかなるもの 来寄りて、

 我が肩に ふれつつ過ぎぬー。

 

 わが耳や 何かを聞きし。

 我が心知らぬ ことばをー・・


ささやきて ものぞ去りにしー。

 しづかなるゆふべの道に、

 かな葎 一つ 穂を揺る


            釈 迢空


以前、日展の会場ではない会場で拝見した絵がとても心に残っています。

その時感じたものが本当だったのだと思いました。


これは自分に対する覚書。

感動があって、毎日泣きそうになります。なんだろう・・・



さて、現実は絵描きしなくては!!今日は昨日始めた絵の続きを描きます。