昨日は人物画の教室でした。
モデルをお願いしたのは後輩であり絵を描かれる学生さんです。
ご自分も絵を描かれるからか、ポーズも自然に決まり、雰囲気のある座りポーズでした。
いつも大体きちっと座ってもらうことが多いので面白かったですね。皆さんも形をとるのが難しそうでしたが、出来栄えはいつも以上に動きがあって、魅力のある1枚になっている方が多かったようです。
私も(本当は真後ろから描きたかったのだけど)この位置から少しスケッチさせてもらいました。
なんだか難しく、肩と首の線が決まらないまま終わってしまいました。
昨日は個展に来てくださった方がやはりご自身も人物画が好きなので挑戦しようと教室見学にいらっしゃいました。随分前から知っている方みたいな気になります。
初めてということで…さて何から始めてよいか。
画材をお勧めするのも難しいもので、それぞれの画材にはそれぞれ利点も難しさも併せ持っています。
使う人の性格や、好きな絵のタイプによってまず合うだろう画材を選択していくのが良いように思います。
私の教室は、手持ちの画材でまず描かれる様子を見せていただきながら、将来のご自身の技法に役に立つ基礎から始めます。
手持ちの画材がなかったらクロッキーブックと鉛筆だけ準備してもらうことが多いです。
そして困った時やバランスを崩したとき以外は放任。制作される方には別の助言をいたしますが、この教室は描くのは自分で目の前に、魅力的なモデルさんがいます。その場を準備するのが私だと思っています。
自分と対象との間にできる絵を大事にしてもらいたい。
そして一緒に描いてお互いに刺激を受けながらやっていけるとそれが一番素敵な時間だと思います。
画像は「クロッキーとは何?」ということでスケッチブックが水彩用でぼこぼこしていたのですが「こんな風に…」って見ていただいたものです。描いたのが3号なのでクロッキー帳だとこのくらいに描いて全身が入ります。大きなとらえ方をする練習。本当は色も付けません。線だけ、あるいは線の強弱とと少しの明暗くらいです。
見て描く練習です。
線が引けたら大したもの。
先日は私も4冊、クロッキー帳を補充しました。私もずっと生涯勉強します。
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