娘が夏休みで久しぶりにアトリエに途中からやってきました。
娘に同じ絵の道を歩んでもらいたいと少しは思いますが、勧めようとは思っていません。
でも、私より面白い絵を描きます。
楽しいし、きれいだし。
私も100号を描いて、それから今日送っていただいたモチーフ用の桃を並べてうっとりしながら描きはじめたのですが・・・。
完全に娘の絵の方が面白い。小学生の絵は本当に面白すぎます。きっとこれは小学生くらいまではどの子が描いてもそうです。その時期まで持っている何か純粋さや不器用さによって描ける絵であろうと思います。
子供は不器用ではありますがそれを躊躇したり、遠慮して描いたりしないのです。大人にはできません(続きあり)
描きかけの二人の絵は完全に私の負け。
娘の絵はほとんど娘の意志です。ただ、構図の作り方などは少しアドバイスします。物と物の関係であったり、色の関係も少しは。
でも水彩の場合、ほったらかして私は自分の絵を描いていますから。
今日は早々とピアノの練習に母屋に戻っていく娘の絵を後で見て思わず「面白っ!!」と言ってしまいました。
ちょっと工夫して、家にあった確か・・・アルデバランという版画の画用紙を4つ切りサイズに切って、墨をすらせて竹ひごを筆代わりに形を取らせました。
私もしたい、「いつもの材料でないもので描く」こと…ここでも娘が先を行きます…。
子供の絵はある意味で良い刺激になるものです。自分も今度墨と竹箸で描いてみようかな~。
アルデバランはにじむのでそれもよいかも。墨は一度乾くと滲みにくいし…面白いと思います。
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山口好三 (月曜日, 04 8月 2014 23:43)
特に右の黒の鶏は、うごきだしそうですね。動きもひょうきんでいいですね。子供は未来に向けて、無限大、時間もたっぷりあります。総合的に勝てっこありません。限りある時間の中で、精一杯いい絵を描いてみたい気持ちです。この桃たちは、やわらかくて、おいしそうです。表面が産毛でおおわれているようです。
山本佳子 (火曜日, 05 8月 2014 08:49)
山口さま
いつもありがとうございます。
そうですね。子供には勝てっこないですね。
限りある時間の中で精一杯・・・私もそう思っています。
桃は素晴らしい絵を描くIさんがお父様の清水白桃農家を継がれて作られています。
私は知り合いということでわがままに絵を描くための青い桃も一緒に送ってもらってうきうきしながら描きはじめました。
上手くいくといいのですが。確かに産毛がたくさんで柔らかです。
昨日届いた中の完璧な清水白桃はおなかに入っていますが本当に品格があって素敵な味でした。
一口頂くと絵の感覚まで繊細になるような気がしました。
幸せな旬の味です。今日も朝いただいたので良い仕事をしないと…。