絵以外のこと

まったく絵以外のことには興味なし…結構そうなのですが私にはいくつか絵以外のことにものめり込む傾向の分野があります。家族や親せきなどが病気になった時などはものすごく動きます。ほぼ正しい選択が今までできています。お義父さんの時もそうでした。

 

お料理も好きだし、こりだすときりがないので今は超簡単に済ませますが…。

 

今日の画像は見てしまった人はごめんなさい、あまりきれいなものではないのでいやであったら、今日のひとつ前の絵の方の絵日記を見るだけにしてください。

 

話は長くなるのですが、私は特に生物が好きです。

この顕微鏡画像は休み時間に観察中のもの。

実はセキセイインコの糞です。

先月末、ブリーダーから縁あって実家で飼う予定になったチャボの「くろ」とセキセイインコの「ピーちゃん」。

 

セキセイインコは昔飼っていましたし、ひなを飼おうといったのですが雛があまりいなくて生後2か月の若鳥と目が合って、私に甘えてきたのでこの仔しかいないと決めたんです。

1週間もしたら田舎に連れていくはずでしたが、どうもなれなくて調子もいまいち、どうしたのかなあ…と思っていろいろと調べました。

 

「メガバクテリア」という今の日本のセキセイのほぼ8から9割がたが保有し、蔓延している鳥の胃を荒らす酵母があるそうです。

AGY症といいます。

 

どうやらその初期の症状(口をパクパクして開口呼吸になりがちで食が細く、吐きそうになる)に似ていたので、すぐに鳥専門の動物病院へ…。

 

やはりあたりでした。小さい体に注射まで打たれてかわいそうに…。

自分のところに来たのは運命で私だから気が付いてやれたのかなと思っています。

この病気はだんだん痩せていくことで気が付くことが多いそうです。早期発見なら治る病気らしく、それでも悲しいことに蔓延しているにもかかわらずあまり知られていないらしくゆっくり症状が進むこともあって発見が遅れ、2,3年頑張って何となく調子が悪く、はいたり下痢になったりすることが続いてからの治療では予後が良くないそうです。

それに癌になったりもするらしい。

よく、この段階で気が付いて連れてきてくれましたねえ…といわれました。

よかった。

 

セキセイインコを飼っている方がもしこのブログ見ていて知らなかったらぜひお伝えしたかったのでこの場を借りて…。

うちのピーちゃんは注射打っていただいて次の日には急に元気になりました。

 

ま、それでもまだ本調子ではないようですが、きっと良くなると思っています。

2週間後にまた、痛い注射です。内容は「抗真菌剤」。

お薬も飲み水に入れて飲むのですが、この、メガバクは胃の筋肉の中に潜むので中からもやっつけるのだそうです。うまくいけば、次回の注射で治るそうです。

厄介なものが蔓延しているのです。10年くらい前にはそうなかったのではないかしら…。

でも、今の日本でこの感染のないセキセイインコを探すのは難しいそうです。

飼い主の責任ということになりますね。知らなかったけど。

 

最後の画像はメガバクテリアではなく時々見えるものです。これ何かわからない。

何だろうか…悪さをするものでなければいいけど。

 

さて、今日はこのあたりで。

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コメント: 3
  • #1

    Goose (月曜日, 14 7月 2014 23:50)

    意外な一面をお持ちで、ますます興味深い方ですね。そもそもご自宅に顕微鏡のあるご家庭はまず、珍しいかと思います。

    その顕微鏡でもって、いろんなものを観察されるのでしょうか、花粉とか、雪の結晶とか。いや、まずインコの糞をみてみようという発想がないですね、普通。その探究心には脱帽です。

  • #2

    山本佳子 (火曜日, 15 7月 2014 01:28)

    Gooseさま

    顕微鏡も好き。持っていませんが望遠鏡も大好きです。
    雪の結晶でも、インコの糞でも同じくらいどちらも素晴らしいものですね。調子が良いときには消化がいいのか種子系のエサの細胞壁が崩れているんです。

    探求心というほどのものではないのですが、一つ道しか選べませんが興味は尽きません。実は薬も好きです。
    今回は(私の人生は生涯)休憩時間以外は絵の道で・・・。

  • #3

    Goose (火曜日, 15 7月 2014 21:44)

    そうなんですね。薬にもご興味が。意外に理系ですね。なんだか先生の絵に惹かれる理由が、違った側面から理解できるような、妙な気分にさせられます。

    今回の先生の人生・・・、輪廻思想ですか。次に生まれ変わるとしたら、先生はやはり科学者ですね。芸術的才能にあふれた科学者や、科学的才能(視点)にあふれた芸術家は古来たくさんいますよね(ダビンチとか寺田寅彦とか)。先生もその中のお一人かとお見受けしました。

    科学と芸術、あたかも相反するかのようなものの間に存在するもの、理論と感性、ひとつの具材だけでは片付けられないシチューみたいなものですね。その味わい深いシチューをこれからも存分に味わせてくださいね。

    また暇に任せて、書かずもがなのコメントを書いてしまいました。どうぞご無礼をお許しください。
    それでは失礼します。