東京から昨夜遅くに帰りました。
結構遠いけど、行くと必ず自分が1枚脱皮できるような気がします。
娘もお休みで連れていき、絵を観る(だけの)旅になりましたがふたりして中々楽しんでまいりました。
1日目は今回の東京行きの本命のステーションギャラリー「洋画家たちの青春」。
光風会と言えば大きな洋画団体ですが、100年の歴史がある会だけあって相当のエネルギーをもって創立されたのであろうと感じられました。
その歴史、そして当時中心となって活躍した力ある画家たちの仕事をしっかり見られると思うと、どうしても行ってみたくなりました。
本当はこの時期に東京へ行くつもりはなかったんですが…。
鬼頭鍋三郎の少女の絵、そして中西利雄の水彩、そして光風会会員であった私の祖母の弟の師、寺内萬次郎の絵には久しぶりにぞくぞくっとしました。
他にも一水会の創立会員の有島生馬先生の絵もありました。
そして、そして美術館で見たことのある小磯良平や小絲源太郎、好きな渡辺武雄先生や櫻田精一先生の若いころの絵にも本当に感動しました。ここまででも行った甲斐がありました。(続く)
東京に移動中のFB(フェイスブック)に色々とコメントいただいて新しく予定が入ってそれがまた有意義でした。
新宿の小田急百貨店に行こうと、東京駅から中央線に乗り込んだところで急きょ予定変更し、タクシーで銀座のギャラリー一枚の繪に。
そこで素敵な小山先生の日本画を拝見と同時に10月(自分の個展…)へ向けての打ち合わせ。
そして、そのあと新宿の皐月会展。
自分の作品は3点かけていただいておりました。
立派な作品と一緒に展示されて、きちんと額装をしていただいてしゃんと見えました。良かった…。
そのあと、森アーツセンターギャラリーでの「こども展」へ行きたかったけど岡山から1日動いていたので娘も私もへとへとになりまして、ホテルに…。そのあと夕食には滅多にいただくこともないごちそうをいただいて休みました。
次の朝はゆっくりして、出かけました。
国展のご案内をFBでいただいていたので絶対見る!!と思ってまず六本木。これが最高の展覧会でした。面白かったし、迫力もあって今後影響を受けてしまいそうな展覧会でした。つい最近まで100号でも大きすぎるなんて思っていましたがあんな大きい絵が描いてみたくなった。何号ですかね?200号くらいかな?きっと楽しいでしょうね。やはり、あの展覧会場の空間の中では大きな絵は見栄えがしました。
いただいた出品者である会員の方の作品も本当に丁寧な、熱い作品でしばらくその前を動けないほどでした。
よかったです。
そして、それから六本木ヒルズに行ってこども展を見ました。これもよかった。見てみたかったカリエールの2点。師に「勉強するといいよ」と貸していただいた図録でとても感動していました。実際、絵の前ではなるほどそういうことか…その時の感動が現実的な感覚で強くよみがえりました。
パスキンも2点、見てみたかった有名なのが来ていました。これもよかった。わかる、わからないがハッキリし本当に勉強になりました。
最後に画像にあるように都美に行って時間があまりなかったので東光展が見られませんでしたがベストセレクション展を…。
心の満たされたの東京でした。
いろいろ感じるところ、思いつくことがあって心が揺れます。
…危険なほど今の芸術のあるところを感じて帰りました。田舎にいるから余計感じるのかもしれません。よかった。
さて、落ち着いて絵描きの日常に戻ります。急いでキャンバス張ろう。
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