以下のページは本人が草稿を削除していく作業の繰り返しの中でつい続けて誤って消してしまった3月12日分のブログです。「しまった」と思いました。貴重なコメントいただいたおふたりのコメントは完全に消えてしまって、本文だけかろうじて残りました。ああ、失敗！！

ごめんなさい。心の中にはコピーしています。ありがとうございました。

 

一水会精鋭展は今年11回目です。私は2回目の参加。
昨日の夜遅く帰って、今日はあまりの東京の刺激に熱を出してしまっています。

 

会場では今回久しぶりに会えた先輩に非常にずしんと心に響くことを教えられました。父にも言われている言葉でした。

「納得いかない絵は出さないでほしい。」

そして、先日本決まりとなった「ギャラリー一枚の繪」での今年の秋の個展のことも考え、相当な心の揺れを感じました。

団体に所属することすらきっとどうして？と思っている私の知人は残念に思うかもしれない。その人は団体に所属しないで尊敬できる仕事をしている作家の知り合い。その人にも会うことができました。私の中でジレンマがありました。

 

ある程度描けてしまう、器用な絵描きならすぐさま陥ってしまう罠がそこにはあります。私もそうなるかもしれないと思うと怖い。

まず自分を偽らず自分の心を裏切らないで絵を描くことをしていかないと…しっかりしないといけない。

 

自分の絵が描けているか…

 

母はまったく絵に対して素人です。その母が言う。

「あんまり雑に描いたような絵は出してはダメよ。」

母の好きな絵はわかるし、母の喜ぶような絵も描きたい。

一方、母には理解できない絵もできる時があって、そこは自分としては「これでよし」という確信があります。母の気持ちは裏切りますがそれも発表したいのです。自分の中では納得しているものであるから。

間に入って発表の場を頂いている画廊やデパートを裏切ってはいけない。でもそちらを大事にしたらいつもエールを頂くあの人を裏切ることになりはしないか…。

 

今回正直に選抜展と精鋭展に臨んでよかったと思います。

いつもいつもそういう取り組みがしたいけど、10月の個展の前に100号2枚、県展、そしてその前に今持っている作品でまずは4月の個展に臨まないといけません。

 

4月はコツコツ描きためた作品できっと数は足りるでしょう。

そして、今回は本当に正直な絵ばっかりです。

でも次が問題。できるか私。やらねば私。

 

そんなことを考えて熱を出しました。今年はきっと全く新しい年です。バリバリ自分の絵が描ければ充実した1年になると思います。

絵描きの日常は忙しくなりますが、今までぼんやりしていた時間が好きな絵描きの時間に変わっただけになるように努力します。

他は変えない。

 

できるだけ、絵を好きで見てくださる方の目を、心を裏切らないように幅を持たせて描いていきたいと思っています。前をむこう！

 

明日は体調落ち着きますように。